ネタ
aot ジャン逆トリップ@

真夜中の誘惑、欲求に抗えずコンビニへ足を運ぶ。あーラーメン食いたい。がっつり濃ゆいヤツ。深夜のこんな時間にそんなもの食べようだなんて乙女の風上にもおけないが、ダメだダメだと思う程、その思いとは裏腹に、食欲はうなぎのぼりだ。うちのゼミで誰かソレについて書かないかなー。書かないか。
人並みに体重なんてものを憂い、コンビニの近くに住むんじゃなかった…と立地のせいにしてみたが、多分遠くにあっても行くな…と思い直した。この欲の業が深きことよ…。

何だかんだ言いつつ常連化しているコンビニが見えてくる。真夜中にも煌々と光るコンビニのライトが不自然な程に明るい、と感じていたのは何歳のときまでだったろう。すっかり当たり前となったその明るさに、今ではもう眉を歪めることもない。

金髪の学生バイトのゆるい、聞こえるか聞こえないかくらいかの挨拶を聞きつつ、一直線にカップラーメンの棚へ行こうとした。しかし、入店早々、私はレジの横にあるものが目にとまり、ついでに足まで留める。さっきまでのラーメンへの意識は消えた。

(肉まんあんまんが美味しくなる時期ですねー)

今ではもう1年中売られている中華まんだけど、やっぱり寒いときにはふはふしながら食べるのが、最高に美味しい食べ方だと思うんだよね。そして最近めっきり冷え込んできた。今も外超寒い。そんな中、肉まんやらあんまんやら食べたら、そりゃあもうたまりませんよね。

「すいません、肉まんとあんまん。1つずつお願いします」

相変わらず学生バイトは、ゆるい返事で答えた。


2013/11/02
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