ネタ
aot 片想いフォーマンセルA

(引き続きジャン視点)

#名前#は、結局ライナーに本当のアルミンの枕を教えてもらって、会話の最中ずっと大切そうに抱きしめていた。まさかそれ持って帰る気じゃないだろうな…。

「#名前#、ちゃんと聞いてきたか?」
「一応ね。でも参考にはならないと思う」
「それは俺達が判断することだ」
「まぁ確かにそりゃそうだ。じゃあまず、クリスタからね…。クリスタは、何事にも一生懸命に頑張ってる人が好きなんだって。あとできたらかっこいい人が良いとも言ってたな。アニは聞き出すの苦労したけど、要約すると、自分を持ってる強い男ってとこかな。んで、ミカサは、エレン以外ありえない、だってよ。ひゃーー一貫してるわさすがミカサちゃん。まぁ皆共通してることは、エレン君をチラ見しながらの発言だったことかな!!!」
「」
「」
「」
「こらこら抜け殻たちよ戻っておいで。君たちは知っていたはずだ。ここはエレン君ハーレムになりつつあることを」
「つーか#名前#。お前がエレンとくっつけば丸く収まる話なんだよ」
「はぁ?」
「確かにな」
「言えてる」
「これには3人とも同意見かー。まぁエレン君って人気あるの分かる。あと美形だし努力家だし。ストイックのようで実は初心っぽいし」
「ベタ褒めじゃねーか」
「付き合っちゃえよ」
「やーだよ!そういう君らもアルミンにも同じこと聞いてくれたんでしょ?おせーて」
「あぁ。アルミンはそーゆうことには興味ねぇってよハイ終了」
「…」
「ほれみろ。お前だってそーいう反応じゃねーか」
「いや…!!相手の好みに合わせて自分を変えるんじゃなくて、相手を自分色に染める。それが私流」
「#名前#!君ってやつは…」
「かっこよすぎんだろ…」

そのセリフに対する感想としてはライナーとベルトルトに同意だが、アルミンの枕を今にも千切れそうな程に抱きしめるその手を解いてからにしてほしい。そしてそのまま持って帰ろうとすんな。



#名前#がいなくなってから、残された3人での会話だが。

「あのアルミン狂いさえなければね」
「ああ、あのアルミン狂いさえなければ」
「あんだけの外面を完全に落とし切ってやがるんだ。お前らアルミン狂いさえっつってるけど、それが致命的すぎなんだろ」
「ああ、間違いなく致命的だ。しかもおそらく治らないだろう」
「気の毒でならない」
「でも、エレンはアレがいいんだろ…?」

#名前#は知らない。#名前#自身が名づけたエレンハーレムとやらの渦中に自分がいるということを。密かにエレン→#名前#→アルミンの縮図が成り立っているということを。

「アイツよく女子からハブられねーよな」
「3人の情報フツ―に本人たちから仕入れてくるからね。自覚あったら正気の沙汰じゃないよ」
「アルミンのことが好きすぎて、知らない間に牽制を受けているのにも気づかないんだな#名前#は」
「めでてぇ頭だよ」


2013/08/31
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