ネタ
wj hkr5 再び佐為が平成へ@

目標はない。今、特別したいことはない。このままでいいのかなーとは思うけど、そんな気持ちに、どうにかしなきゃなぁという気持ちはちょっとだけ負ける。面倒くさいなぁという気持ちは、大分勝つ。1日1日テキトーに生きて、時間をものすごく無駄に浪費しているなぁと思う。だって、別にこのままでもいいかという気持ちの方が少し勝つ。どうせ何をやっても同じだ。まぁまぁ楽しい。でも、面倒くさい。ほどほどに仕事して、ほどほどに友達と遊んで、ほどほどに趣味の時間を持って、私は特別おもしろいわけでもない日常を過ごしていくんだろう。楽しいことなんて、勝手には降ってこない。早々に行動することを諦めた私には、そんな贅沢な時間は与えられない。


ところがどっこい。


仕事から帰ってきて、ドアを開けるとその向こうには見慣れた部屋が広がるはずが、明らかな異質が組み込まれていた。それは人で、不法侵入、空き巣?一人暮らしの女の部屋にこんな夜遅くにいるだなんて、もっとヤバイやつかもしれない。なのに、私の身体は全く別の理由で震え上がる。ドアの向こうに広がる世界は、私の部屋のはずなのに、その人がいるだけでそこは1つの絵画のようだった。あまりの美しさに、私は叫ぶことも忘れて見とれてしまっていた。


2013/08/30
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