ネタ
wj aoex インクブスの血を引く女子A

志摩と子猫丸は部屋を片しに行くとゆうたもんやから、塾の時間まで別行動を取ることになった。適当に学園内を歩いとると道の端っこにポツンと1人女子が座り込んどった。明らかに具合が悪そうで、ぐったりしとる。志摩がおったら真っ先に奴が声をかけるところやけど、生憎今アイツはおらん。キョロキョロ見回しても周りの連中は手ぇ貸してやろうとする奴もおらんし、つーか、こういうんは普通は女子とかが何とかするもんやないんか。

つまり、状況を整理すると、具合の悪そうな女子がおったから、水やって日陰に連れてったっただけや。それが何でこないなことになるんや意味分からん。慣れんことはしいひん方がエエっちゅうことか…身に染みたわもう二度としん。現在進行形で、馬乗りで押し付けるようにキスされて、しかも素人の俺でも分かるくらい濃厚でうまいヤツをかまされて、男のくせに腰が抜けた。

「…ふ、はぁッ…はぁ…な、に……」
「あなたの優しいところに付け込んでごめんなさい」

情けないことに俺は身体に力が入らず、その間にソイツはあない気分悪そうやったのが嘘みたいにスッと立ち上がってどっかへ行ってしまった。俺はソイツの背中を見ながら、今度会うたら問い詰めて殴ったろうと心に決めた。


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勝呂夢


2013/08/30
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