やる気の無い目。くるくるで綺麗な銀色の髪。
口ではウザイとか言うくせにやっぱり優しい。
情けないところ。親父みたいなのに子供なところ。
言葉では言い切れない位全部全部大好き。
今日も銀ちゃんの家に来て膝の上に乗れば困った様な顔。
「銀ちゃん大好き」
「おまっ、ちょ、苦しいって!ギブ!ギブ!」
ぎゅっと抱き着いたら直ぐに引き剥がされた。
いつもいつもこうなんだから。
仕方無く銀ちゃんの隣に座り直す。
「銀ちゃんは?銀ちゃんは私の事好き?」
「いや…それはだなぁ」
頭を掻く銀ちゃんの手を掴んで自分の唇を寄せる。
上から変な声が聞こえたけど気にしない。
いつかこれで銀ちゃんが喜ぶ様にしてやるんだから。
「銀ちゃん!」
「な、なんだよ」
「私銀ちゃんの事大好きだからね!さっちゃんよりも!誰よりも!」
「あ、うん」
「だから、覚悟しててね!」
いつか絶対銀ちゃんの事振り向かせてみせるんだ。
(20080922) For ああ、もう大好き! 様
あたしが誰より一番!