※かっこいいシャークさんは除外されました
※公式がシリアスすぎて現実逃避したくなった結果



「遊馬……俺って一体なんなんだろうな…」
「!?お、おいどうしたんだよシャーク…!何かあったのか?俺でよければなんでも相談に乗るぜ!」
「遊馬……おまえってやつは…本当に太陽みたいなやつだな」
「それは大げさだろー。ちょっと照れるって」
「さしずめ、俺は太陽によって輝くことのできる月……ってところだろうな……。いや、太陽がないと輝くことのできない…太陽がなければ輝くことができない月…と言った方がいいだろうか…」
「本気で心配した俺が馬鹿だった」
「おいどこへ行く話はまだ終わっていないぞ」
「うわぁ息継ぎなしで早口で言った上に両腕拘束された逃げられねぇ!!!!!」
「知っているか遊馬、俺達って赤い糸で結ばれてるんだぜ……」
「本当にどうしたんだよシャーク!今日はいつも以上におかしいって!いやいつもおかしいけど!」
「遊馬、俺は今現実逃避をしているんだ」
「あ?いつものことだろ?」
「あ、やばい。そのゴミを見るような冷たい目で見つめられるとやばい。俺の中の何かツボを押される。やばい。何かに目覚めそうだ」
「シャークは男の俺に毎日『好きだ』とか『愛してる』って言ってる時点ですでに正規ルートから外れてると思うんだけど」
「何っ!?どこの選択肢で遊馬ルートから反れていたんだ!?その分岐点からロードするぞ!」
「中学生がギャルゲなんてするなよ」
「えっ……なんだよ遊馬…それはデレか……?『俺というものがありながら二次元の女の子を攻略してるシャークなんて信じられねぇ』とかっていうパターンか……?大丈夫だ遊馬。俺にはお前だけだから…な?」
「妄想も大概にしやがれ!イイ顔でそんな事言うな!」
「ばっ……やめろよ遊馬…。そんなに俺を褒めるな…」
「顔を赤らめてんじゃねーよ」
「ち、ちっげーよ馬鹿…夕日のせいだろ…」
「今は夜なんだけど。もうつっこまないけどさ、お前また俺の部屋に不法侵入してきてるっていうの分かってる?」
「あーそうだ思いだした。遊馬に聞きたいことがあって来たんだ」
「せめて玄関から入ろうな。窓ガラス割って入ってくるのはやめような。で、なんだよ聞きたいことって」
「俺はバリアンで遊馬は人間だからさ、バリアン世界かこっちの世界のどっちで式を挙げるかって話なんだが…俺としてはバリアン世界で式を挙げて、こっちの世界で新婚旅行という綿密な計画を練ったわけだが…」
「ちょっと待てぇえええええええ!!!!!!!色々とぶっとビングしすぎだろその話!!!!!」
「え?こっちで式を挙げて、バリアン世界で新婚旅行のほうが良かったのか?あっちは本当に何にもないぜ?」
「そういうことじゃないんだって!ツッコミどころが多すぎて俺だけじゃ足りないんだけど!!!」

ダンダンダンダン

「ちょっと遊馬ぁ!あんたまた一人で……あら?」
「あ」
「あ、どうも。おじゃましてます」
「来てたの神代くん。じゃあ私は退散するわ」
「ちょっ!?ちょっちょちょちょちょっと待ってよ姉ちゃん!?」
「え?何よ遊馬」
「いやいや!この状況!おかしいと思わねーの!?」
「夜にこっそり会いに来てくれたんでしょ?本当にラブラブねぇあんたたち。リア充爆発しろ。邪魔したわね」

タンタンタンタン

「……なぁシャーク」
「あ?」
「お前いつの間に姉ちゃんに嘘吹き込みやがった……」
「ふっ……今は嘘でも、2人でこれから真実にすりゃぁいいんじゃねぇか…?」
「…って!婚姻届に朱肉を押そうとすんじゃねぇー!!!!」



13/09/29

main top