「遊馬、君はシャークと付き合っているそうだな」
「……えっ!?いっ、いやいや!そんなわけないじゃん!だっ、大体俺もシャークも男同士で…」
「嘘をつくな」
「うっ!……はい…確かに俺はシャークと付き合ってるけど…」
「どこまでいった」
「はぁっ!?なっ、なんでそんなトコまで言わなきゃなんねーんだよ!」
「ふむ。その様子だと最後までいったようだな」
「なっ……!なっ、あ…!」
「で?君は一体どんな手を使ったんだ?」
「は?手?」
「どういった策で相手を誘ったか聞いているんだ」
「い、いや……俺の場合はシャークから…というか、そういう雰囲気になって…」
「……へぇ…」
「なんでそんなこっ恥ずかしいこと聞くんだよ。もしかして彼女でもいんのか?」
「ちっ、違う!」
「へえー…真月に彼女なんていたのか……だから俺にそんなこと聞いてきたのか。大丈夫だって!真月もリード出来るって!」
「違うと言っているだろう!私はただ大介さんが手を出してくれないから……あっ」
「……えっ?だ、ダイスケ?」
「……」
「……も、もしかして、だけど……女の子、じゃなくって」
「そっ、そうだ…。恋人はいるが……相手は女性ではない。男性だ」
「……マジかよ」
「おっと失礼。電話だ。……もしもし大介さん?」
『零、まだ学校かい?』
「はい。今から帰るところです。今日は何時頃に帰られるんですか?」
『今日はもう帰れるんだ。学校まで迎えに行こうと思うんだけど…』
「だっ、駄目ですよ!僕は女の子に囲まれている大介さんなんて見たくありません!」
『はいはい。そう言ってくれると思っていたよ。今日の夕飯はなんだい?』
「秘密ですー!ちゃんと帰ってきてくださいね?」
『子どもじゃないんだから……じゃあまた』
「……ふう。ああ、で?何の話をしていたか遊馬」
「色々ツッコミたいところがあるんだが、まずそのキャラ作り疲れねぇの?」

13/03/01

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