「聞いてくれよシャーク!婆ちゃんってば酷いんだぜ!」
「またお前が遅刻寸前なのに朝飯食わされたって話か?それなら早起き出来ないお前が悪いだろ」
「違う!弁当の話だよ!」
「好き嫌いは良くないぜ」
「好き嫌いないけど」
「マジかよ。嘘だろお前……そういうキャラに好き嫌いは付き物だろ…?」
「馬鹿にしてんの?」
「してない」
「まあ好き嫌いの話じゃなくって、ウィンナーの形の話だよ」
「お前……まだそんなことやってもらってんのかよ」
「いいから最後まで聞けよ」
「おう」
「いつもなら普通のウィンナーなんだよ。でも婆ちゃんってば、ちょっと早起きしたから手加えたって言ったんだよ!何だったと思う!?タコの形にしたんだよ!」
「……」
「……」
「……え?で?」
「で?じゃねーよ」
「いやいやいやいや。形が変わっただけで、何の問題もないだろ」
「だっ、だって……タコ形なんて食えるかよ…」
「よし。よーく意味が分かった。テメェ照れながら俺の頭凝視すんなちょっと可愛いとか思うだろ。イラッとするぜ!」




追記:遊馬がトマト嫌いな事を完全に忘れてました。さらに追記:それを克服していたことも忘れていました。
13/02/11

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