「遊星、お前何か変だぞ」 「……そうでしょうか…?」 「おう。モニターの前にいるわりには作業進んでないみたいだし。最近機械より他の事してるほうが見るし」 「……十代さん、少し話を聞いていただいてもいいですか?」 「ん?なんだ?」 「その……納得出来ないんです、プログラムに」 「……うん?」 「思っているものと違うと言いますか、なんというか……」 「つまり不調なわけだ」 「はい…。機械には詳しい方だと思っていたのですが……発明家には向いていないのかもしれません…」 「こーらこら。考えすぎだっての!そりゃ人間なんだから不調な時くらいあるぜ!」 「……はい。ですが、最近ずっとモニターから離れていて、このまま放置しておくことは…」 「それは調子が良いときにする!今の遊星に必要なのは休むこと!だから明日は何処かに出掛けようぜ!」 「十代さん…」 「久しぶりのデートなんだから、お前も楽しめよ!」 「……ふふっ。はい、ありがとうございます」 13/01/07 main top |