無自覚煽りほど怖いものはない
「どれくらい早漏なんですか?」

「どれくらいって。先ほど見ただろう」

「ふむ」

確かに何の前触れもなく発射した。
でも、早漏の前に何も興奮しなかったら勃たないと思うんだけど、なんであんなに簡単に勃ったんだろう。
あれがすごく謎。
興奮要素があったとは思えないんだけどな。


俺様会長が早漏……。なにそのヘタレ設定。王道じゃないけど、なんだか若干おいしい気がする。
思わず興味を持って、しゃがみこんだ。

人差し指で亀頭の先っぽをつついてみる。
精液が残るそこはぬるぬるしていて、それを伸ばすように広げると、ビクンビクンとおちんぽが跳ねた。

あっという間に半勃ち状態になる。


「うわあ。すぐ勃つんですね。勃起力も人よりすごいのかな」

同じ器官を持つ男として、純粋に興味がある。
それに。さっき完全に勃起した時のおちんぽに浮かぶ青筋があまりにもエロくて、あれがもう1回見たい気持ちもあったりする。

巡ってばえっちなんだからぁ。
でも女の子だって、美乳の女の子がいたら触りたいとか見たいとか思うでしょ、多分。僕は男の子だからそれがおちんぽになるけど!
それときっと同じだよ。

僕のお粗末なおちんぽは見るに堪えないけど、純粋に男として仕上がったおちんぽは美しいんだよ。


「えー、これが本当に早漏なの? 信じられない」

ぬるぬると先走りと精液がまじったそれを塗り広げていく。
ビクビクと跳ねるおちんぽはあっという間に硬度を取り戻した。

完勃起したそれを熱い息を吐いて見つめる。
やっぱりこのおちんぽ好き。美しい。

こんなに大人でたくましいおちんぽが早漏だなんて、本当に不思議。


「すごい……。かっこいいおちんぽ」

僕は持ち主の事などすっかり忘れてしまっていたのだ。
お馬鹿だから、おちんぽにただただ夢中になっていたのだ。


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bkm
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