「会長の、でも、すごく立派で。うらやましいです。僕もこれくらいサイズあったらなぁ」
人差し指でつつつ、と、裏筋を下から上へとなぞる。
「くあぁっ……!」
ビュビュビュッ!
会長のおちんぽから何かが発射する。
「…………へ?」
僕は自分の頬に飛び散った何かにゆっくり指を伸ばす。
ぬるっとしたそれが何か自覚して、かぁっと顔が赤くなった。
「な、な、なんで、そんなに精液出しちゃうんですか! いけない子だなあ!!!」
巡、テンパり度200%突破!!
「なんでって、お前」
「なんで、会長はそんなにおちんぽからミルク出るの! なんでなの! は! まさか薬!? 光くんに媚薬飲まされたとか!? だから!?」
ビビビッと点と点が線で結ばれた。
QED. 証明終了!
僕ってば、なんてかしこ「媚薬? そんなものは飲んでない」
「え、でも、そんなに精液出しちゃうのは理由があるはずです! 理由がなかったらおかしいです!」
「理由ってそんなもん、早漏だからに決まってるだろう」
「え、早漏? え?」
一瞬、困ったように会長は、額に大きな手を当てて、ため息を吐いた。
僕はじっと彼を見る。
考える人みたいなポーズをしていてもかっこいいんだなぁ。イケメンって正義。素晴らしい。
………でも、思い出してしまった。
僕がマグカップをぶちまける原因となった、パソコンの画面。
そこには早漏回復法のサイトが映し出されていたのだ。
「そ、早漏? 会長が?」
「ああ、そうだ」
もうヤケクソなのだろう。
会長はふてぶてしく僕に返事をすると、豪華なデスクチェアーに思う存分のしかかった。
「え、こんなに俺様キャラなのに早漏なの? どんなギャップ……。そんなの初めて聞くよ」
「俺だって不本意だ」
会長が大きくため息を吐く。
僕は呆然と会長の憂いを帯びた顔を見る。
たまらなく色っぽい。抱かれたいランキング1位も納得だ。
視線を下にずらして、会長の股間をじっと見る。
2度の射精でさすがに大人しく眠っているおちんぽは、それでも大きなサイズを保っていた。