「ん……っ、イッちゃうううぅ!」
身体全体が性感帯になったみたいに、感じたことのない快感が降ってきた。
背中が反り返って、後ろに倒れ込みそうになったところを深海くんのたくましい腕が支えてくれた。
尿道から吹き出すように精液が出た。
「ああぁぁん……っ、イッてるぅ……、んぅ」
「うあ……っ、あぁ……、あー……」
「あっ………、奥にびゅーって出てる。すっごい熱いぃ」
「ん……気持ちいい……、お前の中」
「あ、いっぱいになってる……。嬉しいー……」
深海くんの精液がアナルいっぱいに注がれている。
その感触が分かる。
深海くんのおちんぽがドクドクと膨らんで、音を立てていた。
僕は彼の大きな胸板に頭を預けると、彼は黙って僕の背中をきつく抱きしめてくれた。
しばらくどろどろのまま、じっと抱き合っていた。
「……寝そう」
「寝とけよ。後の事はしといてやる」
「……うん、ごめんね」
薬が切れてきたのか、性欲はすっかり無くなり、半端じゃない睡魔が襲ってきた。
立て続けに射精したから当然か。
僕は深海くんの胸に頭を預けたまま、すやすやと眠りについた。
――目を覚ますと、外は真っ暗だった。
「あれ……?」
寝たっけ…?
学校に行っていたような気がしたんだけど。
ええっと、あ、そうだ。
光くんに保健室で衝撃攻め発言をされて、卒倒しそうになっているところを襲われて。
逃げ出して。それで………。
「わああああああああああああ!」
思い出した。思い出した。思い出した。
ど、ど、どうしよう。
深海くんに合わせる顔ない。
僕、熱に浮かされて、好きって何回も言った。
気持ちバレたし、あんな淫乱誘い受けみたいなことして、軽蔑されてたらどうしよう。
いくら媚薬を飲まされたからって、ノンケの深海くんに強引に迫って……。
嫌われたらどうしよう。
口も聞いてくれなかったらどうしよう。
「そんなの嫌だあああ!」
枕を抱えて、ぎゅうっと握り締める。
真っ暗な部屋で身悶えていると、ガチャッと乱暴な音を立てて、扉が開いた。