えーっと。
とりあえず深海くんに送信。
『心配はいりません。僕は無事です』
メールを送ると、秒速の速さで返信があった。
もう〜。
深海くんったらぁ。
やっぱり僕が心配で、ずっと新着メール問い合わせなんてしていたんじゃないのぉ?
メールを開く。
「………え」
僕は驚愕で身を凍りつかせた。
『1回死んでこい』
深海くんからのメッセージでした。
な、な、な、なんなのよおおお!
怒ってる。確実に怒ってらっしゃる。怖い。
僕はガタガタと身を震わせると、臣の腕の中に舞い戻った。
臣が寝ぼけながら、僕を優しく抱き寄せてくれた。
僕はそれに甘えて、ぐりぐりと胸に顔を埋めた。
僕の弱点は、嫌な事があったら見ないふりをすることだ。イエイ。
――目を覚ますと、臣がじっと僕の顔を見て、僕のほっぺを触っていた。
「あ、起きた? おはよう」
「おはよう……ございます」
「うん。今ね、夜の9時。お腹すかない?」
そう言えば、お腹すいたな。
お昼に深海くんたちとご飯を食べてから、何も食べてない。
エッチして、ただ寝てただけだけど、お腹がすいている。
その上、お尻に違和感。
嗚呼……。
僕はなんで毎回こうも快感に流されてしまうんだ。
頭を抱えていると、臣が僕の顔をじっと覗き込んできた。
ほわわわ。なんて綺麗なお顔をしているのだ。こんな人に間近で見つめられたら照れちゃうよ。
「具合悪いの?」
「ううん。お腹、すきました」
「だよね。じゃあ、一緒にご飯食べよう。何食べたい?」
「んー、お肉!」
そう言うと、なぜか臣は僕を子供を見るみたいな瞳で見て、にこやかに笑った。
その笑顔、反則!
美しすぎて、僕昇天しそうになるから!