夢でありますように
僕はたまらなくなって、先輩にすがりついてキスをねだった。


「おみっ、ちゅう! おみ、ちゅうして。ちゅうして。ちゅうしながらいくのぉ!」

「口開けな」


先輩が余裕のなさそうな口調で言う。
僕は言われたとおりに、口を開けて待ち望む。


先輩は僕に覆いかぶさりながら、上からとろりと唾液をわざと僕の口に垂らした。
僕はそれを舌を出して引き入れる。
甘い。あまい。

それを口の中に入れようとすると、先輩が僕の舌をさらうように絡めてきた。


「あぁぁっ。あふっ。いくうううう! 先輩いくぅぅぅ!」

「……ん。僕も」


ぐちゅぐちゅとたまらない水音を立てて、どろどろのキスをかわしながら、僕のアナルと先輩のおちんぽは一つにとろけあった。


「あぁぁぁぁん! いってるううう!……うあぁぁぁんっっ!」

「あぁ……。くそきもちぃ」


先輩はドクドクと僕の中に精液を注いでくる。
ゴム越しだけど、精液が出ているのが伝わってくる。
僕は身体全体をガクガクと揺らしながら、反り返ったおちんぽから大量の精液をまきちらした。

ドクドク。
長い間、精液は断続的に出て、ようやく全部出し切ると、先輩は僕の顔中にキスを降らせた。

ちゅ、ちゅ、と音を立てながら、優しいその感覚にうっとりしながら、僕は意識を失った。



目を覚ますと、見慣れないベッドの上だった。

しかも何やら重い。
何かに伸し掛かられている。


首をぐるりと動かすと、キラキラと輝く寝顔がそこにあった。


「ぎゃっ!」

思わず悲鳴が上がる。
心臓がバクバクとうるさい。

僕の悲鳴で、美貌の持ち主は目をほんのわずか開いた。


……ああ。
そうだ。
臣せんぱいと寝ちゃったんだった。


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bkm
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