「じゃあ、今日はこれ使おっか」
「……え?」
臣先輩がベッドの下の箱から、パッケージされた箱を取り出す。
なんだろう。
首を傾げていると、新品の箱からお目当てのものを取り出して、先輩はそれを慣れた手つきで消毒した。
一見すると、細い棒のようなものだった。
めん棒くらいの細さのそれは、ステンレス製で、臣先輩はそれを僕に見せつけてきた。
一体何に使うのか分からない。
でもなにか嫌な予感がして、ぶるりと体が震えた。
「これを巡くんのおちんちんに入れてあげようね?」
「え。なに? なに? ……怖い」
「痛くないから。最初痛くてもすぐ気持ち良くなるよ」
僕のおちんぽは恐怖のあまり、少し小さくなってしまっていた。
涙もこみ上げてくる。
僕は元々ビビりなんだよ! 痛い事と怖い事が何より苦手なんだよ!
臣先輩を涙目で睨むと、先輩はそんな僕を見て、うっとりするように笑った。
「可愛い顔しちゃって」
先輩は僕のおちんぽをまた握って、ゆるゆると扱きだすと、僕に顔を近づけて、唇を重ねた。
「ん……っ。やっ、んふ……」
舌を探るように絡めとられて、えっちなキスをする。
唾液が口の端からこぼれたのを、先輩が長い舌でべろりと舐めとった。
そんな事で恐怖を忘れて、また僕のおちんぽは勃ちあがってくる。
こら!僕の息子のおばか!
なんでさっきビビったこと忘れちゃうんだよ。臣先輩普通じゃないよ。怖いのに、ちょっとドキドキしている自分もいるなんて、深海くんに顔向けできないよ!
え。
なんで深海くんが今出てくるの。
自分の思考回路にびっくりしていると、おちんぽが今まで感じたことのない怖い感覚がして、思わず自分のそれを見る。