「……巡くん」
叔父さんが僕の首に顔を埋める。
熱い息が首に当たる。
「……やぁ」
叔父さんの膝の上で悶える。
絶対わざとだ。
息を吹きかけられて、僕が身をよじっていると、叔父さんが僕の首をべろりと撫でた。
「あっ……」
声が上がる。
叔父さんは「巡くん、巡くん」と囁きながら、僕の首にちゅっと何度も口付けを落とす。
僕は驚いたりしない。
これはいつものことなのだ。
叔父さんは僕にスイーツを提供しながら、こうしてスキンシップをする。
小さい頃はこれをスキンシップだと思っていたけど、さすがの僕も腐ってしまってからは違うと分かる。
多分叔父さんは決まった相手がいないから、欲求不満なんだ。
だから僕を代替品にしてごまかしているんだろう。
いつもよくしてくれている叔父さんを拒めないし、それに気持ちいいし、僕は毎回流されるがままだ。
少しじれったい叔父さんの刺激は僕の官能にゆっくりと火をつけていく。
もどかしい。
もっと、もっと、直接的な刺激が欲しい。
そんな風に考えてしまう自分が浅ましい。
からかっているつもりなのか、いつだって僕にゆっくり、ゆっくりと愛撫してくる。
「やぁ……叔父さん……っ」
「巡くん、可愛い」
叔父さんは首を舐めると、それから僕の着ていたTシャツの中に手を差し込んでくる。
お腹に手を這わされてぞくぞくする。
ゆっくり、ゆっくり、手が伸びてくる。
だめ、だめだめだめ。
感じてしまう。
そこに触られたら大きな声が上がりそうで、逃げるように身をよじるけど、叔父さんが片腕で僕をしっかり抱えていて、抜け出せそうにない。
「……あ、ぁ、……や」
お腹をなぞられて、手が徐々に上に。
乳首の周りをやんわりとなぞられて、だんだん声が上ずってくる。
乳首を触ってほしいような、触ってほしくないような、もどかしい感じ。
でも身体はいつの間にか胸を突き出していて、おじさんに触ってとアピールしている。