うーむこれは死活問題だ。
まさか腐アニメや腐エロDVDをリビングで見るわけにはいかまい。
深海くんにドン引きされるのは避けたいし。
そうなると、僕のライフライン!
おじさんに電話だぁ!
すぐに携帯で理事長の叔父さんに電話を掛ける。
叔父さんには子供がいないから、僕を猫かわいがりしてくれている。
なんでこんな平凡な僕を可愛がるのか不思議だけど、まぁ僕って愛嬌だけはあるからね。叔父さんはそんな僕にやられちゃったかな?
そんな事を考えているうちに電話はつながる。
「あ、もしもし叔父さん?」
「あぁ、巡くん? どうだい、もう部屋には着けたかな?」
部屋に着くまでにまさかの処女喪失イベントはありましたが、まぁそれ以外は何もなく、無事に。
まだ3次元萌えが見れていないのは残念だけどぉ。
「うん部屋に今着いたとこー。あのねー、僕お部屋にテレビ欲しいんだけどダメかな?」
「原則として、同室者とのコミュニケーション向上のためにテレビはリビングに1台だけって決まりなんだけど、巡くんはお部屋に欲しいのかな?」
「そうなの。僕、まだ同室者に慣れてなくてリビング使うの気遣うから」
「あぁーなるほど可哀想にね。それなら私が用意してあげよう。テレビだけでよかったかな?」
「あ、あとね、ブルーレイレコーダーとね、スピーカーが欲しい」
「よしよし。あとで手配させて今週中に届けて設置してあげるから」
「ほんと!? 叔父さんありがとう!」
「その代わり、明日3時に理事長室においで。一緒に甘いものでも食べよう」
「うん! 楽しみにしてるね」
叔父さんとの電話を切って、ベッドにごろんする。
はぁー、これからどうなるんだろう。
僕はちゃんと萌えを摂取できるのかな?