エンジェル愛用イチゴフレーバー
「可愛いなぁ、真っ白のお尻。巡くんとびきり可愛いから、イチゴフレーバーのジェルがいいかな」


何やらごそごそと後ろで物音がする。
首だけで後ろを振り返ると、ジェルを取り出していたらしい。

チューブから大量にジェルを手に出すと、くちゅくちゅと音を立てて両手でこねている。


「光くん?」

「うん? ちょっと待ってね。今温めてるから」

「うん……」


あれ。
なんでこんなことになっているんだろう。

快感でふやけていた頭が久しぶりに通常な思考を取り戻した。


さっきまで光くんにキスして、乳首を舐めてて。
僕が攻めていたはずだったのに、どうしてこうなった?

いやまぁ、僕に攻める技術なんてないんだけど、でもまさかエンジェルが手で温めたジェルを僕のお尻に塗り込むだなんて。


そんな、そんな展開は聞いてない!!!!



「あぁぁッ!」

アナルの周りにジェルを塗りつけられた。
生温かいその感触に、背中が反り返る。


「まだ冷たかった?」

「んぅ、大丈夫」

「良かった。あぁ、お尻びしょびしょだね。エロいなぁ、可愛い」


光くんはうっとりとした声を出すと、僕のアナルに細い指を伸ばした。

人差し指がアナルの縁に触れた。


「あぁー」

「ゆっくりほぐすね」


アナルの周りを人差し指がぐるぐると撫でる。

そのうちその感触に慣れてきたのか、アナルがパクパクと収縮を始めた。
四つん這いだとしっかり光くんはその様子が見えているのだろう。

人差し指をゆっくりアナルの中に差し入れると、入り口付近で行ったり来たりを繰り返した。


「あッ、あ、あ、やっ、入ってるぅ」

「うん。入ってるよ。もう、すごく可愛い。温かい。あぁ、早くここ入りたいな」

「あぁんっ!!」

人差し指がにゅるりと奥に侵入してくる。
抵抗なく銜え込んでいく自分自身が信じられない。

だけど、光くんがすごく丁寧にゆっくりほぐしてくれるから、何の痛みも苦しみもない。

イチゴの香りが部屋中に充満していて、その香りが光くんっぽくて安心するのもあるのかもしれない。


「あっ、あっ、やっ、気持ちいいよおっ」


いつの間にか指は2本に増えていた。
じゅぽじゅぽ。
音の鳴る出し入れに頭が何も考えられなくなっていく。


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