「気持ちいいね」
「……うん」
「ね、僕のおっぱい舐めて?」
びっくりするようなセリフを告げた光くんは、もったいぶるようにシャツのボタンを外した。
ベストを脱いで、シャツのボタンを全部外し終わるまで、僕はごくりと喉を鳴らしながら見ていた。
はだけたシャツから、ピンク色に光る乳首がチラリと見えた。
下半身がズンと重くなるような衝撃。
ああ。ああ。光くんの桃色乳首。
「ねぇ、舐めて? びちょびちょにして。お願い」
「うああああ! 可愛い! 可愛い、可愛い、可愛い!」
猿になったみたいな気分だった。
初めて女の子とエッチする男の子はこんな気持ちなのだろうか。
なんだか僕は童貞でも捨てられそうな気分で、高揚していた。
光くんのシャツをぐいっと引っ張って、見え隠れしていた乳首をあらわにする。
小ぶりながらツンと主張するそれは、正しく光くんのための乳首だ。
桃色だぁ……。
ベストオブ乳首に認定します。
僕は吸い寄せられるように、光くんの胸元に顔を近づけた。
僕の前髪が胸板を掠めると、光くんの身体がビクンと跳ねる。
感度のいい反応に気をよくした僕は、すでに期待で尖った乳首に舌を這わせた。
「あっ、ん! あ、あ、巡くん……っ、気持ちいい」
「ん、ふ……ん」
光くんをソファの背もたれに押し付けて、唾液を絡めて乳首を舐めとる。
僕は自分が可憐な男の子を犯しているみたいな気持ちになって、そんな趣味はないはずなのに、鼓動が早いリズムを刻んだ。
部屋に響く光くんの甘い喘ぎ声が股間を容赦なく刺激するのだ。
僕のだらしのないおちんぽはすでに完全に勃起している。
「あっ、おっぱい気持ちいい……っ。巡くん、もっと舐めて」
「ん、ん……光くん可愛い。気持ちいいの?」
「ぅん、気持ちいい。おかしくなりそう」
可愛すぎいいいいいい!
叫びたかったけど、お口は今忙しい。
頭の中で応援団が和太鼓を打ち鳴らしながら、「可愛い」を連呼している映像が流れた。