「巡、大丈夫か」
会長が身体を起こして、僕の背中を支える。
僕は会長の胸板にもたれるように体を預けて、はぁはぁと荒い息を吐いた。
「多分孕んじゃった」
「そうか?」
「うん。会長、責任とって」
「ああ、いいぞ。もっと孕ませていいか?」
「…………え?」
もう終わりかと思った僕は、びっくりして顔を上げる。
ちゅっとキスが降ってきて、だんだん濃厚なキスに代わる頃、会長のおちんぽがまた硬くなっていることに気付いた。
「ええええ! どんだけ回復するの! いけない子! 会長、いけない子!」
「だめか?」
「もううううう。そんな子犬みたいな目で見ないで! 会長の好きにして。その代り、後で巡をお風呂に入れてね?」
「あぁ。もちろん」
会長はまたもや殺人級のスマイルで僕の額にちゅうっとキスを落とした。
身体を倒されて正常位になると、ガンっと突いてくる。
僕はドライでイッた体を持て余しながら、会長の長い長いセックスに付き合った。
――2時間後。
「やあああっ。お腹いっぱいなのぉ」
「ほんとだ。腹ちょっと膨れてないか?」
「やっ、やっ、会長。孕んじゃう。本当に種付けされちゃう!」
「孕んでくれ、巡。可愛い、俺の巡」
「あっ、あっ、もうむりいいい!」
会長は僕の中で何度も出して、それでもまだ僕を突いてくる。
泣き言を繰り返す僕に気付いて遠慮したのか、アナルの入口付近で、カリを引っかけて浅く動かしてくる。
「あ、あ、あ、やぁ、それ」
「これだけでも気持ちいい」
先っぽだけが入り口を行ったり来たりする。
抜けそうで抜けないのがもどかしい。
奥を突かれるのは気持ちよすぎてもう怖かったはずなのに、じゅぶじゅぶになった奥をたまらなく突いてほしくなって、僕はたまらず会長を見上げた。
「かいちょ、焦らさないでぇ」
「ん?」
「もっと、奥。奥、おっきいので突いてぇ?」
「入口だけじゃ足らないのか?」
ゆるゆるとカリを引っかけてくる。
「やっ、やっ、抜けちゃう。やだやだやだ、奥ほしいのぉ!」
「ふん、お前は男を煽る天才だな。こうか?」
「あああああっ! やっ! やっ! イッちゃったのおお!」
奥をぐんと一突きされて、天井を向いていた僕のおちんぽから精液が飛び散った。
「ああ、締まる。ふうううーっ、くそ、ああああ、いくいくいく、あぁ!」
「あ、あ、あ、もうお腹いっぱいなのにいい」
いっぱい奥に注がれて、満足感に幸せになってくる。
これ、僕が女の子なら本当に孕んでたかもなぁ。それくらいすごい。
会長の精液の仕組みって本当に謎。
早漏と絶倫の組み合わせってすごい。
会長大好きな子たちなら早漏だって分かっても絶対嫌がらないと思うけど、まぁそれは会長には言わないでおこう。