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「あっ、いくぅぅぅ。出していい? しいな、出していいい?」

「はい、いいですよ。千紘さま、かわいい。私にイくところ見せてください。可愛いイき顔見せてください」

「んっ、あっ、あっ、あっ、しい、なっ、あぁぁっん! あっ、だめ、あぁぁぁぁん! 出てるううう! しいな、出てるのぉぉぉっ」

「はぁ、はぁ、お尻でイっちゃったんですね、かわいい。はぁ、たまらない。私も出していいですか?」


椎名はそう言いながら、意識が朦朧としている俺の腰を掴んで、激しく腰を動かし始めた。

もう終わりが近いのだろう。
椎名の顔に余裕がない。


「いいよ、しいな。出して、俺の中にいっぱい出してぇ?」

「あ……っ、千紘さまの中に? あ、あ、想像しただけでもう、……うぁっ」

「あぁ…っ、出てる、熱いのいっぱい、俺の中に。しいなの出てるよぉ」

「はぁ、あぁ……、千紘さまの中に出しちゃいました」

「うん。いっぱい出たね。気持ちいぃ」


俺が椎名を見上げて笑って言うと、椎名は眉をきゅっと切なそうに歪めた。

そのまま俺をきつく抱えて、甘いキスを落とした。
熱くて柔らかな舌が俺の舌を掬い取って、絡めた。

何度も何度もキスを繰り返して、俺はそのうち意識を失うように眠りに着いた。


「……ちひろさま、千紘さま」

何度も名前を呼ばれて、ゆっくり目を覚ました。

何やら固いテーブルの上で眠っていて、身体の上にはタオルケットが掛けられている。

服は着ているけど、確か俺は眠る時、裸のまま眠ったはずだ。
椎名が着せてくれたのだろう。


「結構寝てたか?」

「1時間ほどです。そろそろメイドさんたちがご心配されると思いまして」

「あぁ、そうだな。帰らないとな」


目をこすって、身体をゆっくり起こすと、お尻に鈍い痛みが走った。


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bkm
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