「あぁっ」
気持ちいい。
苦しいけど、気持ちいい。
痛くはない。
俺の反応が分かったのか、椎名が俺を確かめるように顔を見ながら、少しずつ動き始めた。
「はぁ、はぁ、千紘さま、ちひろさま、」
「んぅ、しいな、……あっ、ん、あっあっ」
「ん、……気持ちいい、……はぁ、はぁ」
椎名が目を細めて、熱い息を吐くと、きゅっと眉をひそめた。
どうやら気持ちがいいらしい。
椎名の顔をじっと見ながら、椎名のおちんちんが俺の襞を擦っていくのを感じた。
そのうち、さっき指でこすってもらった、たまらなく気持ちいいところに椎名のおちんちんが当たった。
「あぁぁぁん! あぁっ、しいなぁっ、それ……っ!」
「ここ、ですね。ん……ちんこでも気持ちいいですか?」
上品な椎名の口から、卑猥な言葉が飛び出して、そんな事にも浅ましく快感を感じる。
「あぁっ、きもちいいっ、しいなっ、おかしくなるっ」
「かわいい、かわいい。はぁ、もっとおかしくなってください」
「あっ、しいな、どうしようっ、もっとそこ、ぐりぐりしてぇ?」
「はい、ここ、何度も突いてあげます」
口が半開きになって、制御しきれない唾液が、口の端からとろとろと流れた。
椎名がそれをじっと見る。
身体をかがめて、べろりと唾液を掬い取られた。
「あぁぁぁ…ん。しいなぁ、ちゅう、ちゅう、してぇ」
「ん、……ちひろ、さま」
唾液を交換するようなキスを交わした。
その間も椎名は俺のいいところを何度も何度も突いてきて、俺は身体を震わせながら快感に翻弄された。
「しいなっ、出ちゃうっ、んぅ、出ちゃうぅ」
「お尻だけでイっちゃうんですか?」
「うん、だめぇ? あっ、あぁぁん、きもちぃの、しいな、出したい」
「はい、はい、いいですよ…っ。あぁ、かわいい。私もイきそうです」
「ん。しいな、も、一緒に。あっ、あふっ、ごりごりきもちいいのぉ!」
意識がぶっ飛びそうになる。
目の中で火花がスパークしているようなそんな感じ。
椎名に体ごと揺さぶられた。
椎名の汗がぽたりと俺の頬に落ちてきて、たったそれだけでぶるりと全身が震えた。