でも椎名がおちんちんを俺のお尻の谷間に擦り付けてきて、恥ずかしさは吹っ飛んだ。
「んぅっ……、んっ、ぬるぬるだよ、しいなの」
「はい……っ、すでに気持ちよくて、あぁー、長くもたないです、これ」
椎名が困ったように笑った。
情けないようなそんな顔は初めて見る。
胸がぎゅっと締め付けられて、傷んだ。
好きだと、思った。
この人になら何をされたっていいと、そんな事も思った。
椎名が俺のお尻の穴をつつくようにして、おちんちんで突いてくる。
ぐっ、と椎名が腰に力を入れて、押し出すと、グリュッと小さな音を立てて、椎名の先端が俺の穴に埋まった。
「あぁっ! あっ、あっ、おっきいっ」
「ふ……っ、ん………、千紘さま、もう少し我慢、してください……」
狭い穴を無理やり押し広げるように進んでくる。
圧迫感で、息ができないくらい苦しい。
「はっ、はっ、はっ、んぅぅ……っ」
「きつ、千紘さま、息、吐いて」
「ん、ふぅぅ、ふぅぅ………ん、しいな、入ってる?」
「えぇっと、少しだけ」
身体を上げる気力がない。
かろうじて目を開けて、椎名の顔をじっと見る。
世界で1番綺麗な顔が苦しそうに眉をひそめていた。
でも、愛おしい。
少し薄い唇も、高く通った鼻も、吸い込まれそうな目元も。
たまらなく好きだ。大好き。
俺の大事な人。
重い腕を持ち上げて、椎名の頬に触れた。
肉付きの薄い頬はそれでも柔らかくて、俺はゆっくりと微笑んだ。
「あぁっ……!あっ、あっ、しいなっ」
入ってくる。
俺の緊張がほどけたのか、ずいっと奥深くに椎名が埋まったのを感じた。