「……あぁー……やばい………っ……」
椎名のとろけるような声が降ってくる。
甘くて、エッチで、腰の奥に響くような声。
熱い。
たまらない。
自分の腰がいつの間にか淫らに揺れていた。
椎名のを舐めている舌先から、ぽたりと唾液がしたたり落ちた。
自分のおちんちんの先っぽに落ちる。
びゅるる。
「………あぁぁぁん!………やぁっ!!…………しいな、しいな、………あっ、あっあっ」
「え、……千紘さま?」
「あ、あ………やら…………あぁぁん………」
白い液体がびゅびゅっと跳ねる。
いっちゃった。
椎名に触られたわけじゃないのに、初めて勝手にいっちゃった。
呆然としていると、椎名が俺の頭を撫でる。
「1人でいっちゃったんですか? どうして?」
「なんか、椎名が気持ちよさそうなの見てたら、俺も気持ちよくなってたまらなくなって。……勝手に」
「……可愛すぎます。……坊ちゃんは私を狂わせる」
椎名を見上げる。
熱に浮かされてうつろになった椎名は、俺の顔を見下ろしながら、凶悪なほど美しい笑みを浮かべた。
ドキンと胸が跳ねる。
そのまま椎名はおちんちんに自分の手を添えて、上下にごしごしとしごきだした。
俺の唇に先っぽをトントンとあててくる。
舐めてやった方が気持ちいいかもしれないと思って、また舌先をちろりと出すと、一層椎名のものが膨張したような気がした。
舌に椎名の先っぽのでっぱりがこすれる。
舌が持って行かれそうになる。
少し苦い味をぺろりと味わうと、頭上で椎名がうめいた。
「………千紘さま、……うっ……いきます………すみません、このままだしていいですか」
「いいよ。出せ、椎名」
「………あぁ………あぁ………くっ……いく………っ」
椎名の先っぽがひときわ膨らんで、そのすぐ後に白い液体が飛び散る。
びゅびゅっ。どぷっ。
すごい勢いで、大量に出るそれは、俺の舌先から顔全体を汚すようにふりかかってくる。