「すごい、椎名。大人のってこんななんだね」
「……はい。怖くはないですか?」
「なんで? 椎名のなら、怖いとか思うわけない」
あ。
また椎名のがビクンってなった。
中が見たい。
ちゃんと触ってみたい。
俺みたいに先っぽから汁は出たりするかな。
赤い先っぽが見え隠れしたりするかな。
気になって、椎名を見上げた。
「ねぇ、パンツおろしてもいい?」
「……いいですよ」
返事を聞いて、パンツのゴムに手を掛ける。
ゴムを引っ張って、下に下ろすと、ブルンと勢いよく飛び出してきた。
「え、」
予想を超える見た目にびっくりする。
赤黒いそれ。
俺のピンク色のそれとは全然違う。
先っぽの形も違いすぎてびっくりする。
おっきな笠みたいなものが張り出していて、そこはてかてかと光っていた。
サイズも俺の何倍も大きい。
大人のおちんちんってこんななの?
思わず棒の部分を手で握ってみる。
俺の小さな手じゃ、一周できないほど大きい。
「すごい……おっきくて、かたい。……すごい」
「……気持ち悪くはないですか?」
「ううん。椎名のが見れて嬉しい」
椎名の棒のところを握ったまま、数回上下に擦る。
「………ん……」
椎名が声を漏らしている。
気持ちいいのかな。
気持ちいいよね、だって俺だって椎名にこれをされると頭が真っ白になるもん。
「椎名、気持ちいいの?」
「…はい。千紘さまに触られているかと思うと余計に。この光景がちょっとありえなさすぎて」
「ふうん。どこいじったら気持ちいい?」
「……あー、裏筋のとことか」
「どこ?」
椎名は自分の指でおちんちんの裏側の筋をつーっとなぞった。
「ここです」
「他は?」
次は先っぽの大きく膨らんだところの少し下。
そこを指でなぞっている。