「やら、しいな、やら、また病気になっちゃううう」
「……もう大きくなってます、千紘さま。なんて可愛い。私に見せてください」
「見るの? ごしごしするの?」
「してほしいですか?」
「う、うん、して。しいな、おちんちんいっぱいごしごししてぇ!」
「……おちんちんなんて言葉、いやらしい。千紘さまもっと言ってください。千紘のおちんちん触ってって」
たまにいじわるになる椎名が強要してくる。
涙目で睨んでも、椎名は怖くないようで、愛おしそうに頬を舌でなめてきた。
「ちひ、ちひろのおちんちん、触ってぇ? しいな、いっぱいごしごししてぇ? もうがまんできないのぉ!」
「……はぁ、はぁ、可愛い。ズボン、脱がしてさしあげましょうね」
椎名は俺を抱きかかえたまま、テーブルに寝かせた。
そのままズボンのホックに手を掛けて、丁寧におろしていく。
パンツもはぎとられてしまい、恥ずかしくなって、着ていたシャツの裾を引っ張るようにして、あそこを隠した。
触ってほしいのに隠しちゃう矛盾。
そんな俺にも優しく椎名は微笑んでくれる。
「千紘さま、手をあげてください。気持ちよくしてあげますから」
「……うん」
おずおずとシャツをあげる。
腫れてしまったおちんちんが丸見えになっている。
椎名にも見られているかと思うとやっぱり恥ずかしい。
初めて椎名に見せた時はあんまり抵抗なかったけど、やっぱりあの時は病気だってテンパってたからだな。
今はなんでおちんちんがこうなるのか何となく分かってきたから……。
病気なんかじゃないって、もう知っているから。
余計に恥ずかしい。
これは、きっと、椎名に欲情している証拠だから。