パンツのゴムの部分を引っ張って、下に少しだけ下ろす。
あそこがプルンと飛び出て、視界に飛び込んでくる。
いつもより色が少し赤い。
腫れているみたいだ。サイズも大きくなっているし、このままならおしっこだってできない。
「ねぇ、椎名。パンツ脱いだよ」
正確にはパンツはあそこの下で宙ぶらりんのままだけど、ちゃんと股間は見せている。
これで十分だろう。
椎名はしゃがみこんだまま、僕の股間をじっと見て、ごくりと唾を飲み込んだかと思うと、額を手で押さえて深い息を吐いた。
「……千紘様、触っても?」
「…うん。痛くするなよ」
「はい」
椎名の手が近づいてくる。
指の先まで綺麗なやつだな。爪も縦長で、大人の手だ。
ぷにぷにしている俺の手とは違う。
節ばっていて、骨や血管が浮き出ている。
そんな手が俺のおかしくなったあそこを撫でた。
「あっ……」
人に触られるのは初めてで、思わず声が上がる。
ここってこんなにも敏感な場所だっただろうか。
お風呂に入るときもトイレの時も自分では何も思ったことないのに。
椎名の手が俺のあそこを掴んで、てっぺんを人差し指で撫でる。
ぬるぬるしたものが出ているようで、それを伸ばすように指で広げられる。
「あっ、やっ、……ん、ん」
勝手に声が出る。息が上がる。
椎名はゆっくりと俺のあそこを上下にすり出した。