はりきりすぎたのもありみんなバスでは爆睡だった
本当は学園祭の説明とかの話を昨日のうちにしようと思っていたが比嘉も四天宝寺もみんな疲れてるだろうから明日にしようとなった
跡部が用意してくれたホテルは多分とても豪華な部類に入ると思う(もちろん跡部グループが経営してるわけだが)
それこそドレスアップした人がディナーやらランチやらに使うとこだ
とても制服姿の中学生が出入りするような所ではない
だだっ広いホテルの一フロアを比嘉と四天宝寺で貸しきりという形になっていた
今日は午前中にホテルの会議室を借りて学園祭期間のスケジュールの確認と自己紹介を比嘉と四天宝寺で行うことになった
四天宝寺の運営委員は比嘉同様急な話で部員以外で見つけられなかったらしく金色小春ちゃん(君のが正しいかも)らしく、さっきまで打ち合わせを一緒にやった
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「これから合同でスケジュールとかの説明します。ただその前に両校自己紹介をしたいと思います。私は比嘉中3年。テニス部マネージャー兼今回の運営委員をやる出雲椿です。よろしくね」
「うちは四天宝寺3年。金色小春です。いやぁ、比嘉中も可愛ええコぎょうさんおるやん。茶髪の君にロックオンv」
「え!わん!?」
「小春ー、浮気か死なすど!」
「俺は比嘉中3年、部長の木手永四郎です。うちの部員が迷惑かけると思いますがよろしくお願いします」
「四天宝寺中部長の白石蔵ノ介や。原作じゃあまり関わりのないけど仲良くやろうやないか」
「白石、それ言っちゃあかん。3年の忍足謙也や。浪花のスピードスターとは俺のことやで。で、こっちの無愛想なのが2年の財前光な」
「謙也さん、スピードスターってやっぱダサいっすわ」
「3年、石田銀。よろしゅう」
「一氏ユウジや。小春に手だしたら承知せえへんからな」
「ワイは遠山金太郎いいますー。沖縄いってみたいわぁ」
「3年の千歳千里。ジ○リ映画が好きたい」
「副部長の小石川健二郎です」
「わんは3年平古場凛。忍足、やーの髪、良い色してるさぁ」
「副部長の甲斐裕次郎さぁ。ちなみに椿とは従兄妹ばぁよ」
「わんは知念寛、3年さ。黒ナマコシャンプーおすすめあんに」
「田仁志慧ばぁよ。大阪の美味しいもの教えてほしいさぁ」
とりあえず全員自己紹介が済んだ
四天宝寺はみんな面白そうで人が良さそう
一方比嘉も珍しく文句ひとつ言わずに友好的なのがちょっと嬉しかった
ロックオンされた裕次郎がすごく小春ちゃんに怯えてるけど
「ほな、あたしと椿ちゃんから学園祭期間のスケジュールについて説明するわよん」
「まず、明日の22日〜27日、29日〜9月1日が準備期間になります。2日が慰労会で3日、4日が学園祭本番です。ちなみに28日と31日はオフです」
「椿ー、ぬーして31日も休みなんさ?本番近いから準備した方が良いと思うやし」
「それは甲斐くんの様に宿題が終わらない人への跡部くんなりの優しさでしょうね」
「うげ…」
「はっはー、裕次郎31日大変さぁ」
「平古場くんもですからね。31日までに終わらなかったらゴーヤですから」
「はっはっは、比嘉中おもろー」
「お笑い一緒に出来そうやん」
「謙也と金ちゃん、笑ってるけど他人事やあらへんからな」
宿題の話で顔が青ざめる人と余裕そうな人で別れる
永四郎、知念、慧くん、白石くん、小春ちゃん、石田くん、財前くん、小石川くんは余裕そう
裕次郎、凛、忍足くん、一氏くん、遠山くんは一気に顔が青ざめていた
まあ毎日部活やっていてくたくたになってるから宿題終わっていなくても分からなくはないが
まあ四天宝寺は分からないが裕次郎と凛は普段が普段だからなぁ
「明日は実際に会場に行って学校ごとに催し物とか決めるからね」
「なにか質問あらへん?なければ今日は終わりやねん」
「じゃあ解散にしましょうか。午後は自由行動にします。夕飯は18時になりますので17時にはまたここに集まってください。白石くん、良いですか?」
「かまへんよ、木手くん。せっかくだから東京楽しんできたらええやん」
「もうなんか打ち解けているみたいだね」
私と永四郎と白石くんが周りを見ると楽しそうに話している部員の姿があった
凛は忍足くんと財前くんで髪やアクセサリーについて盛り上がってる
裕次郎は小春ちゃんに追いかけられているし、その小春ちゃんを一氏くんが追いかけている
まあ、楽しそうなわけなんだが
知念は千歳くんと背比べをしたり、映画について語ってる
慧くんは遠山くん肩車して遊んでるし
「みんな仲良くなれそうで良かった」
「椿さんそこ一番心配してましたもんね」
「そうなん?まあうちらも友達増えて嬉しそうやで」
私は裕次郎に合流して小春ちゃんと一氏くんと買い物に出た
夕方戻ってきて皆で親睦会兼ねお好み焼きパーティーをした
明日から頑張らなくちゃ
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