「主、かわいい？かわいい？」
「かわいいですよ、清光様」
「やった〜！(主に可愛いって…)」
「でも、清光様はかわいいというより、かっこいい、ですね。わたしの代でいう、イケメンですよ」
「イケメン…？俺イケメン…？」
「はい」
「主…」
「清光君はいつもがんばっているのでご褒美です。お団子をどうぞ」
「やったー…食べさせて？」
「もう、最近刀剣男士は甘えん坊が多いですね。はい、あーん」
「あーん」
「なにやってんだ清光」
「畑仕事お疲れ様、安定様」
「ありがとうございます主」
「うっめぇ〜主に食べさせてもらったからもっと美味しくなった！」
「大袈裟です」
「…主、俺にも食べさせてください」
「もう、仕方ないですねぇ。はい、あーん」
「あーん」
「…お前…俺と同じことしてんじゃねぇよ！」
「ふん、主は俺のことを愛しておられるからしてくれたのだ」
「んだと…」
「喧嘩はやめてくださいよ。特に安定様は畑仕事を終えたばかり。清光様、わかっていますね？」
「う…」
「すまんなあ、愛されてて！」
「俺なんて…愛されてないんだああ！！！」
「あっ…清光様」
「かまってちゃんなんですよ。それより続きを…」
「ここにいらしたんですね、清光様」
「主…ふん、どうせ主は俺を愛していないから、俺なんてどうでもいいんだろ」
「どうでもよければ貴方を探したりしませんよ」
「主…」
「清光様は毎日私に可愛いと言ってくれることを望んでいるようですが、もう貴方には不要でしょう？」
「え？」
「言わなくても分かる…というやつです。貴方はまだ、わたしを信用できませんか？」
「そんなこと…」
「清光様は十分私に尽くしてくれています。今日だって、私が一人でいたらかけつけてくれましたよね。わたしは、あなたのそういうところが、大好きなんです」
「あ、あ、主…！(主が大好きって言ってくれた主が大好きって言ってくれた主が大好きって言ってくれた主が大好きって言ってくれた主)」
「では清光様、晩飯のお時間です。行きましょう」
「主の敬語がちゃんとできてないとこも好き」
「え、できてませんでしたか？おっかしーなあ…本読んだのに」
「あ、それ！ずっと敬語なしでいて！」
「それはダメです。私はあなたたちに数え切れないほどの恩があります故…」
「じゃあ俺が敬語教えてあげる！」
「わあ、素敵。明日からお願いします。空いた時間でよろしいので」
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