「はー。もうやだ。なんであいつと俺違う学校なの」
「そりゃ工業高校に行く女子なんてそうそういないっしょ」
「おれが行けばよかったのか…いやでも…」
「はあ」

「名前、最近ウキウキしてるよね」
「うーん。そうかな?」
「可愛くなったし。彼氏できた?」
「うん。できた」
「へえーそうなの…っては!?え!?あんたいつの間にできたのよ!」
「三ヶ月ぐらい前?」
「結構前じゃない…」

「堅治、写真撮りたいから屈んで」
「どしたん急に」
「友達があんたの彼氏見たいってうるさいから」
「お前友達に俺のこと話したの?」
「彼氏できたの?って言われたからうんって言ったらすごい色々きかれたから話してたら顔がみたいって」
「へえーそうか…てかお前ちっちぇからめちゃくちゃかがまねーとじゃん。腰いてー」
「私が背伸びする」
「たんねーよ。ほら…」
「…撮るのなれてる?」
「んー、まあな」
「元カノの写真とかあるの?」
「あー……そーゆー話はいい」


「これ」
「え!イケメンじゃん!いいな〜」
「なになにどーしたの?うわ、イケメン。彼氏なの?いいな〜もし彼氏じゃなかったら盗ってたなあ」
「…渡さないし」
「…へえー苗字さんってそんなことゆーんだ」

それから何かいろいろあってその子と一緒に二口に会うことになった名前

「こんにちはあ」
「…名前コイツ誰?」
「……クラスメイト」
「何話してるんですか?ていうかちょっとお話しません?ちょっと来てください」
「はぁ?ちょっ…」
「…」

「あの子やめて私と付き合いません?」
「はあ?」
「あの子のこと知ってます?あの子、父親とヤッてたらしいんですよ…。…それでも付き合いますか?私だったらいやですよ〜父親とヤッてるとか」
「…お前何なの?」
「え?」
「わざわざそんだけのことを言いに来たの?愚問だね。ていうか何でそんな根拠の無いこと言ってんの?噂とかすぐ信じちゃうタイプ?困るな〜名前の傍にいてほしくない」
「なっ…!」
「悪いけど、俺名前がいいんで。お前みたいな性格ブスお断り。はい。ばーいばい」
「はぁ!?意味がわかんなっ…」
「名前どこ?あいつ可愛いからすぐ連れ去られるんだよなー」
「苗字さんなんて…あんな地味な女っ!ちょっと可愛いからって調子のってるっ」
「調子のってんのはお前だろ。つーか名前のこと悪く言ったの許せねえ」

「あっ、いた!」
「おー名前」
「どこ行ってたの?探した…」
「ごめんな。ちょっと退治してた」
「なにを?」
「害虫」
「?」
「名前が可愛いからってひがんでる」
「…あたし可愛くないよ」
「ばーか。少なくともおれには可愛く見えるわ」
「…急に、なに」
「…名前が照れてる」
「…それよりあの子は?」
「顔真っ赤にして帰っちゃった〜」
「?」









「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -