「お邪魔しまーす」
「名前なんだっけ、オレンジジュース?」
「うんっ!お願いします!」
「じゃあちょっと入れてくる。勝手に触るなよ」
「見てもいいよね!?」
「…触るなよ」

「エロ本とかないのかな〜?ベッドの下とか〜…見えない〜……あっても複雑だけどっ。あ、あったらあったでどんな子が好きなのか聞こうかな〜その人に近づく体になればいいしっないかなエロ本〜」
「ないし。つか独り言階段から聞こえたし。開けといたのもあるけど。とゆーかエロ本あったら普通は彼女としては嫌じゃないの?」
「ん〜複雑だけどいいのっ!京治はその女の人の体が好きなだけでしょ?でもあたしのことは体以外も好きでしょ?」
「確かにお前の体は高校生じゃない」
「も〜〜京治ってば〜」
「はいオレンジジュース」
「おっありがと〜」



「よーしっまずは現文からいきましょーかっ!」
「名前現文得意じゃん。数学するぞ」
「えーっやだやだーっ何あの微積とかゆーやつ意味不明いたっ」
「つべこべいってないでする」
「でこぴんいったいよ京治〜バレー部〜」
「お前もマネージャーだろ」
「うん…そうです…でもでこぴんは…関係ないよね…」



「休憩っ」
「ん、もう2時間たってるし、よくがんばったな」
「今回は赤点無しって決めたから!」
「偉い偉い」
「えへへ〜」
「…かわいいな」
「えっ」
「………名前が、可愛いっていってんの」
「不、不意打ちチューはだめです…」
「きらい?」
「きらいじゃない…むしろ好き…」
「じゃあなんでだめなの」
「心臓がバクバクするから…早死にしちゃう…」
「しないよ。名前長生きしそーだし」
「なにそれどーゆーいみっ…わっ…」
「がんばったから名前にご褒美あげたいけど…俺がほしい」
「んっ…」
「名前、すき」
「ん〜〜〜っ私もすきっだ〜いすきっ」


ぎゅーってしても、ぎゅーってしても足りないくらい、だいすき。








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