「名前っ」
「…いひゃいよとーりゅ」
「だって名前ちゃん、俺以外の男見てるんだもん。やめてよ」
「雑誌だしいーじゃんー。あーじんじんする」
「言い訳はだめです。ほら、俺だけ見てて？」
「(クサイセリフも似合う…)」
「名前？」
「……ん…」
「わっ、名前ちゃん。今日はおれに甘えてくるね」
「ん〜っ」
「(なにこれ。超可愛い)」
「…徹」
「なあに？」
「…好き」
「…もう名前ちゃんどうしたの？俺にご褒美くれんの？」
「たまには素直になれって、国見が…」
「へー。(いいことゆーじゃん)」
「じゃないと徹が違う子のとこ行っちゃうって…」
「もうなーに？俺が違う子のとこ行っちゃうかもって焦ってるの？かわいい〜」
「徹は、あたしが好きじゃないといや」
「もう、名前ちゃん好き。名前ちゃんが一番好きだよ。俺も名前ちゃんが俺のこと好きじゃないといやだ」
「ずーっと好きでいる自信あるよ。なんてったって重いしね」
「俺愛されてる〜」
「覚悟しとけよっ」
「うんっ」
「でも重いとかいいながら俺が女子と喋っててもなにも言わないんだよね〜」
「意外と心広いじゃねーか」
「でも実習で作ったやつとかはもらってたらさすがにやだって来たよ〜もーかわいい」
「てかお前も彼氏ならそーゆーの断れよ」
「断ってるよ？もう全部。差し入れだって彼女以外からはもらいません！」
「まあ、愛想つかされるしな」
「俺が離しませんっ」
国見と知り合い、的な。
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