※だって好きだからの小ネタです

「苗字さーん、赤葦君が呼んでるー」
「あっはーい!」


「明日結局勉強どこでするの」
「あっそーだった…近場は?図書館遠いし、私の家くる?」
「お前んち行くと眠くなる」
「今もねむそーじゃん〜。決まりでい?」
「いや、やっぱだめ。お前DVD見始めるし。俺んちで」
「むー。いいよっ」
「じゃ、あとで」
「はーい」



「名前〜あんたら仲いいよね」
「うんっこの2ヶ月喧嘩なーーーしっ」
「2ヶ月前って何したの」
「テスト勉強をしていた時…私がめんどくさくなってDVDを…」
「バカか。だからあんたバカなのよ。赤葦君も見放すよ?」
「やだやだやだー!」
「じゃあ、ちゃんと勉強しないと」
「うん…」
「でーもさっ赤葦君と2人きりだしウフフなことしてもいいんじゃなーい?」
「う、う、ウフフって…」
「ちょっと、名前真っ赤になっちゃってんじゃん」
「も〜かわいい名前〜赤葦君とはどこまでいったの〜?」
「ど、どこ、どこまで、とは…」
「だ〜か〜ら〜、せ」
「それ以上は言っちゃ駄目。朝だよ朝」
「何よう。次泊まりするときに聞いちゃお〜っと」

*


「よーしっ。明日勉強がんばるぞ〜!」
「お前赤点常習犯だしな。次赤点とったら木兎さんに合わす顔ないから」
「うー…がんばる…。でも、でもでも天才赤葦君が私にはついてるし大丈夫だーよーねー?」
「天才赤葦でも無理なほどバカかもな」
「ちょっとちょっとお!そこまでバカじゃないよ〜」
「いや、お前バカだし」
「ぬぬぬ……とゆーか、お前ってやだ。名前で呼んでよ」
「名前」
「うん。そうそう」
「…お前さ」
「もー言ったそばから!名前だよ!」
「…名前さ」
「うんそう。何?」
「なんかそーゆーところは可愛い」
「えっありがとう…って、え?そーゆーところはってなに?」
「あとはアホでバカ」
「何それえ〜いつも可愛いっていってよ〜」
「たまに可愛い」
「……いいよーだっ。名前ちゃんそんなことじゃめげないもん」
「あ、あとぶりっこするところもちょっと可愛い。お前ぶりっこ成功してるぞ」
「え〜っ?も〜今度からぶりっこしようかなあっ」
「やっぱキモい」
「もー!!なんなのよ!」
「キレんなよ」
「キレてませーん。名前ちゃんすぐキレる子じゃないでーす」
「あーもー。めんどくせーな」
「……ごめんなさい」
「ん、許す」
「…うん」







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