「苗字さん、委員会一緒に行かない？」
「あ…友達と行くし、そっちは同じクラスの人と行かないの？」
「生憎お休みで」
「あっそーなんだ…（あ…京治だ）」
「名前、委員会？」
「うんっ後から行くから」
「おー。今日も自主練残る？」
「えっ…そりゃ、まあ…（毎日残ってるのに…）」
「遅くなるかもだけどいい？」
「うん、終わるまで待ってるよ」
「そっか、じゃーあとで」
「（頭ポンポンされた…いつもしないのに…ていうか廊下ですれ違っても用がない限り話さないのに…）」
「…今の彼氏？」
「えっあ、うん！バレー部のね…あ、あたしもバレー部のマネージャーなんだけど」
「そっか…ふうん…」
「あっおいお前何先に行ってんだよ！」
「あ、ごめんごめん、いこっか」
「…休みじゃないじゃん」
◎
「あ、苗字…スマン俺空気読んでなかった？」
「いや、いいよ。あきらめた。彼氏とラブラブみたいだったし」
「は？彼氏いても諦めねーっていってたじゃん」
「牽制かけられて萎えた」
「うわービビリかよ」
「うっせーな」
赤葦だってヤキモチ焼きます。
←