響華ちゃんが一週間ぶりに学校に来たんだけど…何か朝から様子が変だ。
どことなく、ボクを避けてる気がする。
どうしてだろう?
ボク何かしたかな?

ボクは、考える。

……変身した姿でだけど、キスしたのが悪かったかな?

と、「キス」という単語に響華ちゃんの唇の感触を思い出し、思わず顔に血が集まった。

な、な、何やってんのーっ! 夜のボクーーっっ
しかも、ボク、告白までしなかったか?
う、わ。
響華ちゃん、どう思ったんだろ!?
……でも、そう言えば、何かに耐えてるような感じだったんだけど、どうしたんだろう?

首を捻る。

……と、いうか、ボク頭に血が上ったとは言え、勢いでプ、プロボーズしちゃったーっっ!?
……っっ
もしかして、引かれた!?
どうしようー、ボク!!
……でも、玉章には、絶対渡したくなかったんだ…。

……響華ちゃん。ボク、ずっと守るから。

君だけを絶対にっ。







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