※ヤンデレ百合
私にはずっと好きな人がいる。
その子は、私の唯一の子。
「……ねえ、名前っち起きて」
彼女は未だに眠ったまま。
モデルの仕事からせっかく早く帰ってきたのに。
でも、彼女の寝顔を見れて幸せだ。
「…名前っち」
手を、彼女の体に這わせる。
私の体と同じ膨らみがあるとしても、彼女のものは特別に思える。
柔らかい感触にこのまま、ずっと触っていたい。
「んっ…」
彼女の口から声が漏れた。
でもまだ起きる様子はない。
「…あー、なんでこんなに名前っちはかわいいんスか」
同じ女と思えないくらい。
ふと、顔を見ると目元には涙のあとがあった。
ああ、そういえば昨日は激しかった。
「…名前っち、名前っち愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる」
「んっ、」
「あ、起きた…」
「え、あ、もう帰ってきたの?」
「そうっス」
彼女は起き上がる。
その可愛らしさに思わず強引に口づけてしまった。
「んあっ、んっ…」
何度もキスをしてるはずなのに、未だに慣れずに頬を赤に染める名前。
可愛すぎる。
「んっ、」
「名前っちのばぁか。可愛すぎるっス」
服の下から胸を揉む。
すると、面白いほど喘ぎ声を上げる。
「あっ、いやっ…」
「…ごめんね、名前っち」
「…んで、なんで謝るの」
名前っちが私をまっすぐ見る。
「女の子同士だからって関係ないでしょ?私たちは、お互い好き同士。愛し合ってるの」
「うん、うん。そうっスね」
ああ、ごめんね名前っち。
その感情も私が植え付けたものなのに。
でも、いい。
どんな始まりでどんな過程だったとしても結末が良ければいいのだ。
「この世の何よりも愛してるっスよ」
私は彼女の体を押し倒し、毎日やっている恋人同士が愛し合う方法で愛を確かめるのだ。