君と幸せを感じる

※敬愛する相互様酸欠が1周年記念ということで!ゆに様に捧げます!
ゆに様宅で連載されている「息ができない」の黒子との日常です!
ぜひ訪れて読んでみてください!


夏休み中のデートのお話。
捏造あります!



8月某日。
午前10時。
待ち合わせの場所で待っていると、誰かに肩を叩かれた。


「名前さん」


「あっ!黒子くん!」


そこにはいつも通りの黒子くんがいた。
いや、いつも通りではないか。
制服姿じゃなくて、私服だ。
黒子くんって私服も黒子くんぽい。


「…では、行きましょうか」


「うん」


黒子くんは、さりげなく手を繋いでくる。
手汗かいてないかな、大丈夫かな。
私が一人でもんもんと考えていると、隣で黒子くんがふふと笑った。


「何か…?」


「いえ、名前さんはやぱりかわいいなと思いまして」


「!!」


黒子くんの言葉に顔が赤くなる。
そしてぎゅうっと握る力が強くなる。


「名前さんって黄瀬くんともこうやって手を繋いだ事があるのですか?」


「っ!えっと、」


「あ、すみません。でも、もしこうやって僕と同じように手を繋いでいたらと考えると…」


「く、ろこ、くん…?」


握っている私の手を黒子くんは口元に持っていき、あろうことか甲に口付けた。
え、なんか黒子くんがかっこよく見えるよ。


「……僕は名前さんが好きなんです。なので、妬いてしまいます」


そう、少し顔を赤くして言う黒子くんに私も顔が赤くなる。


「名前さん」


黒子くんに名前を呼ばれた瞬間、私の視界は黒子くんでいっぱいになった。
唇には柔らかいものが。
公衆の面前で堂々とキスをされていた。


「っ!!!黒子くん!」


「はい、なんですか?」


「人前だよっ!」


「はい、知ってますよ。牽制のつもりですから」


私は黒子くんの言葉に顔が赤くなるのが止まらない。
恥ずかしいのに、どこか嬉しいと思う自分がいる。
それがひどく幸せなことのようにも思えた。


「では、気を取り直していきましょうか」


繋がれている手に幸せを感じて、少し笑ってから黒子くんの隣を歩いていくのだった。
これからも、こんな日常が続きますように。


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ゆに様宅の黒子くんがかわいくてしょうがない!!
そしてイケメンで…!!
そんな黒子くんが私の文章で伝わってくれてると嬉しいです(*´∇`*)
1周年おめでとうございます!!