※沈黙ガーデン番外編
1/31テツヤくん、誕生日おめでとうございます!!
近親愛表現注意
本日は、テツヤの誕生日!
ということは、私の誕生日でもあるのです!
「テツヤ!おはよう!」
ベッドから起き上がると横で眠っていたテツヤが目をこすりながら、起き上がった。
「…おはようございます。名前、元気ですね」
「テツヤ、忘れたの!?今日は、私たちの誕生日じゃんか!」
「…あ、そういえばそうでした。名前」
「なに?」
忘れてたのかよ、テツヤ。
私なんて爪先ほども忘れてなかったのに。
「誕生日おめでとうございます。生まれてきてくれてありがとうごさいます」
…そんな、笑顔反則でしょ。
かっこかわいい笑顔なんだけど。
「テツヤも誕生日おめでとう。私もテツヤが生まれてきてくれて嬉しいよ」
「っ、ありがとうごさいますっ!」
ぎゅむっ
「ぐえっ」
私の言葉のどこに感動したのかは、分からないけどテツヤは、少し目を潤ませてタックルをするかのような勢いで抱きついてきた。
「名前、大好きです。大好きです」
「わかってるよ、テツヤ」
「いや、分かってないです。僕の思ってることこれっぽっちも分かってないです」
さっきよりも、強く抱きしめるテツヤ。
「もう、言葉では言い表わせないほど大好きなんです。愛してるんです」
「テ、テツヤ?」
「この状況も、ほんとは、今すぐ押し倒して愛し合いたいくらいです」
「っ!?!?」
テツヤくん、意外と狼だったのね!
今はやりのロールキャベツ男子ですか!
いやいや、そんなことじゃなくて。
私を押し倒したい!?
「…テツヤはおかしい。私たちは血を分けた双子なんだよ。姉を押し倒したいなんて…」
ドサリ…
え、なんかテツヤに押し倒されたんだけど。
目線の先には、テツヤの真剣な顔と天井が。
「名前、すみません。実の姉にムラムラしました」
「!?!?!?」
「なんで、襲わさせてください」
「ちょ、ちょちょちょっ!落ち着こう、テツヤ!君はまだ混乱している」
「してないです。十分落ち着いてます」
「だったら、どこうか」
「嫌です。僕だってわかってるんです。実の姉に、双子の姉に欲情しちゃいけないって…分かってるんですよ」
テツヤがくしゃりと前髪を掴む。
「頭では分かってるです。だけど、だけど…気持ちが止まらなくて…好きな気持ちばかりがつのってって」
するりと、頬を優しい手つきで撫でられた。
「名前、ごめんなさい。どうしようもないくらい、大好きなんです」
「んんっ…テ、んっ」
テツヤは、いきなりキスをしてきた。
噛み付くようなそんなキス。
「んはっ、大好きなんです、愛してるんです」
今日は誕生日なのに。
私たちは、熱い誕生日の朝を迎えたのだった。
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黒子くん、誕生日おめでとおおおおお!
裏に突入しそうな勢いだったけどまだ、高校生なんで!
卒業したら、初の裏でも書こうかな…
四月ごろになるね、そしたら!
ってことで黒子くんおめでとうございます!!
大好きです(*゚▽゚*)