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ちなみに悠凪も赤也も吸血鬼だから食事をしなきゃならないんだけど、それは仁王とかが頑張ってる。

ちなみにブン太や真田達も協力するって譲らなくて、たまに貰ってるらしい。

もちろん、赤也は悠凪から貰う事が主だけど。力の制御がまだ出来ない赤也が吸血してみんな吸血鬼になっちゃいましたとか洒落にならないしね。

ちなみに俺は、半分だからその辺りは大丈夫だったりする。



「やぎゅーもだくだく?」

「確かに暑いですが、大丈夫です」

「ブンちゃんは、脂肪が多いから仕方ないナリ」

「うっせ!ガリガリ!」

「雅治…ガリガリ?いたいの?たべるの?」

「これ、悠凪に変な事を教えなさんな」

「デシャヴやめろ!」

「でぶしゅ?」

「でぶしゅってなんだよ…可愛過ぎかよぃ」



ふふふ、本当に不思議。

人間・エクソシスト・死神・悪魔・吸血鬼。

みんなが違う種族だと知った後の方がなんだか仲良くなった気がする。

まぁ、隠し事がなくなった…って感じだからかもしれないけど。



「悠凪せんぱい!手繋ぎましょ!」

「ん、いいよ?」

「なら左手は俺な!」

「ちょっと丸井先輩!」

「おまん等は、本当になんも変わらんのぅ」

「ふふふ、そうだね。でもみんな変わらないでいたからこそ、こうして笑ってられるんだと思うな」

「あぁ、そうだな」

「ふふふ、みんなありがとう」

「ん、ありがと…ん、ん〜と、みんなだいすき?」

「それは、俺だけでいいんだよ…悠凪」



俺に釣られて悠凪もみんなにありがとと軽く頭を傾げながら言ったのは、いいけど…それはみんなに言わなくていいやつ。

むしろ、俺にだけって言うの忘れてた。



「ちょ、幸村くん!?」

「また良からぬ事を覚えさせたな…悠凪、俺に言ってくんしゃい」

「んん〜雅治、だいすき?」

「おぉ、俺も悠凪がだいすきじゃぞ」

「おい、抜け駆けすんな。悠凪、俺は?」

「んっ?ブン太もだいすき?」

「よし、このまま2人でケーキバイキング行こう!悠凪の好きな葡萄のケーキあるとこな!」

「ぶどう…たべる」

「ダメッスよ!悠凪先輩、俺は?」

「んっ、あかやもだいすき〜ぎゅ?」

「悠凪せんぱい…可愛いッス」

「赤也、生意気過ぎだろぃ。ワカメのクセに」

「全くナリ」



しかも悠凪が吸血鬼って知ったら諦めるかと思ったのにブン太とか全然気にしてないみたいで、悠凪をすぐに連れ出したがるし。まぁ…仁王と赤也は、相変わらずだけど。

でもいくら、お前等でも悠凪はあげないけどね。






(悠凪、こっちにおいで)
(ん〜精市、なに?)
(悠凪は、俺の隣にいるんだよ)
(ちょ、幸村くんそれズルい!)
(悠凪せんぱい、騙されちゃダメッス!)
(幸村、その命令やめんしゃい)
(命令じゃないよ、お願いだよ。ね?悠凪?)
(ん、ん?お願い)
(なら俺だって!※ブン太・赤也・仁王)
(ん〜?…みんなも?ん…んっ?)
(やめんか!悠凪が困ってるだろう!)
(うむ、悠凪こっちに来るといい)
(ん、れんじの隣でいいの?)
(あぁ、ここにいていいぞ)
(…悠凪も大変だな)
(ん?でもみんなだいすきだよ?)
(そ、それは余り言わない方がいいかと…)
(やぎゅー、だいすき…いや?)
(い、いやではないです…)
(柳生、お前さんも変わったな…)
(う、うるさいです!仁王くん!)
E N D

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