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知能が低そうな感想 (1/4)


うがぁ〜…疲れた。
マジで疲れたよ〜。

いや、まぁ…練習なんだから疲れて当たり前なんだけどさ。やっぱり、シンクロ練習って言っても楽な訳じゃないし。

今日は、面倒だからとか言って3人と一緒に3時間過ごしたからね。なんなの?新しいイジメなの?ていうか、3人一緒にいるなら1時間でよくね?

しかも今日は、適当に過ごすとかじゃなくてワリとガチめの練習したからね。普通に疲れたよ。

・・・ん〜、眠たいぜ。
ていうか、さっきお風呂で寝掛けたからね。その結果、早苗に頭叩かれたからね酷いよね。

そして今は、ベッドにダイブしているところでござるよ。正直、夕飯とか要らないレベルで寝たいでござんす。

とかなんとか考えてるうちに目を閉じていたせいもあって、あたしはそのまま眠りに就いたのであった。



―――
――――
―――――


・・・ん、んんっ?
あ、やべぇ…マジで寝てたっぽい。普通に夕飯食べてねぇ。

そんな事を思いながら眠たい目を擦りながらゆっくりと起き上がると、ふわふわとした何かがあたしの手に触れているのに気付き視線を向けるとそこには何故か見知った人物が寝てた。

・・・・・。

いや、もうなんか…驚かない自分にビックリだよ。ていうか、こいつはいつもなんで平然とあたしの部屋にいるんだろうか。



「おい、こら」

「んっ…なんじゃ、起きとったんか」

「いや、第一声がそれか。なんであんたがここにいるんですかねぇ?」

「お前さんに会いに来たんじゃが、寝とったからのぅ」

「だからって、一緒に寝てるのはどうなんですかねぇ?」

「璃亜が布団も掛けずに寝とったから、布団を掛けようとしたら璃亜が引っ付いて来たんじゃが?」



・・・・・。

い、いや…あたしには覚えないですし?そもそも、部屋に勝手に入ってくる方が悪いよね?むしろ、ノックして返事なかったから普通に諦めるよね?

いや、仁王はそんな簡単なヤツじゃなかったな。むしろ、本当にいなかったら部屋で待ってるくらい図々しいヤツだった。

とりあえず、あたしに用があったのかなんなのかわからないけど、一緒に寝てるのはどうなんだ。



「…まぁ、いいや。で、なんの用?」

「ん〜?ただ、会いに来ただけじゃが」

「暇人かっ!!」



そんなあたしのツッコミに寝起きのせいなのか、眠たそうな目を細めながら笑う仁王にちょっとだけドキリとした。

やっぱり、こいつの寝起きは色々とスーパーレアである。


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