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お世辞は言わない (1/4)


ほえ〜女子テニス部の人達は今日までだったのかぁ。いや、まぁ…正直どうでもいいんだけどさ。あたしには、関係ないし。



「へぇ。今日は璃亜さん、俺等のところなんだ」

「気分で選んだだけなんだけどね。というか、あたしもパワー不足だから」

「璃亜さんの場合、パワー以前にスタミナやろ」

「それで練習には参加するんですか?」

「そういえば、ここってリョーマくんに生意気コンビまでいるんだったな。色々やべぇっ…ブフッ!?」

「璃亜さっーん!」

「クソッ!イタズラの申し子もいるんだった!」



ボケーっとパワーグループに混ざって女子テニス部の子達が最後の練習だとかなんとかって話を聞いてたら、後ろからリョーマくんが話し掛けて来たと思ったら続けて生意気コンビ、そして一斗と絡まれてます。

やべぇ、パワーグループが総合並みに無法地帯なの忘れてたぜ!すげぇ疲れる未来しか見えない!やだー!

そしてなんかよくわからない内に練習開始になりました。やべぇ、コーチ達の話全然聞いてなかった。マジでやべぇ。

とりあえず、さすがに練習が始まったらあたしに構う暇はないのでみんな真面目に練習をしてますけども…あたし、どうすっかなぁ〜。



「お、璃亜!なんだよ、お前も一緒に練習すんのかよ?」

「あ、がっきゅん」

「がっきゅん言うな!」

「てか、あれ?がっくん練習しないの?」

「俺達は、あいつ等とは違う練習メニューやんの。璃亜もやるか?」

「え、なになに!?」

「ペアでやるんだけどよ。璃亜がやるなら一緒にやろうぜ!」

「あ、なら鬼さんに許可とって来るから待ってて!」


そして無事に鬼さんからお許しをいただき、がっくんと一緒に練習をする事になった。ちなみにパワー練習なのであんまり無理はするなと念を押された。鬼さんったら、マジで心配性!

でもまぁ、メニュー内容的にそこまでキツそうじゃないから大丈夫だと思う。

それに最悪は、がっくんの手伝いするだけでもいいって言われたしね。まぁ、頑張ってこなす予定だけどね!



「よし、璃亜行くぜー!」

「バッチコーイ!」

「野球か!」

「あたし、そのがっくんのツッコミちょー好き!」

「う、うるせぇ!いいから行くぞ!」

「おっしゃ、頑張る!」



いや、マジで!なんかがっくんのツッコミってシンプルでいいよね!アレかな、氷帝にはツッコミ放棄してる人が多そうだし…がっくんくらいしかツッコミがいなさそうだから自然と身に付いたのかな。跡部くんは色々ずれてるし、忍足もいつもアホみたいな事言ってるし。

がっくん…大変だな!

まぁ、そんな緩い感じでがっくんとのパワー練習を開始したのであった。


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