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話し相手になる? (1/4)


※未成年の飲酒表現が有りますので御注意下さい(お酒は20歳になってから!)。

ちょたくんと一緒に寮に戻ったまではよかったんだけど、何故かあたしの部屋の前にチャラチャラさんがいて思わずUターンした。

ちなみにちょたくんは、自分の部屋に戻ってます。



「ちょ、璃亜待ってや。どこ行くんや」

「あなたがいないところです」

「そない警戒せんでもええやんかぁ〜。ちょーっと俺の話に付き合って欲しいだけや」

「ちょ、まっ…なんであたしが!毛利さんとでも話せば良いでしょーよ!」

「はいはーい、璃亜確保したでぇ〜」



イヤァァァアァ!まさかの強制連行!
ちょっと!なんでこういう時に誰も廊下にいないんだよ!おかしいでしょ!そして何故か離れの寮に連れて来られた。

ちなみにコーチ達と毛利さん達は、みんな離れの寮にいるんだけど…さすがに騒げないのでチャラチャラさんに担がれたまま大人しくする。

いや、本当なら騒ぎたいよ!助けてー!と叫びたいが、コーチ達に迷惑掛けるのもアレなので仕方ない。


そして帰って来たで〜とチャラチャラさんが足で器用にドアを開けるとそこには、見知った顔があった。



「…本当に連れて来たし」

「おぉ〜璃亜〜!」

「お前…そいつ未成年だろォが」

「…それ言ったら毛利もだし」

「なにこの集まり!?ていうか、遠野さんさっきぶりッスね!」

「なん?篤京、来んの遅い思とったら璃亜と会ってたん?」

「お前、ややこしくすんなァ!」



そしてその部屋にいたのは、髭の人と毛利さんとさっき一緒に音楽について雑談していた遠野さんでした。

ていうか、チャラチャラさんに担がれた時からずっと思ってたんだけど…この部屋に着いて確信に変わった。

この人、酒臭い。ていうか、この部屋が普通に酒臭い。しかも既に出来上がってるのか毛利さんに至ってはいつも以上にヘラヘラしてるし。



「修さーん、璃亜の事離してやぁ〜」

「うおっ…なんでもう毛利出来上がっとるん?」

「…遠野にジャンケン負けたからだし。つーか、毛利は未成年なんだから呼ぶなし」

「せやけど、そうなると毛利が1人になってまうやんかぁ。入江と鬼は相変わらずやし、君島はおらんし」

「修さーん、璃亜下ろしてやぁ」



なんかよくわからないけど、脚にまとわりつく毛利さんにちょっと苦笑いをしつつ、チャラチャラさんがあたしをゆっくり下ろすと毛利さんが飛び付いて来て危うく後ろに転びそうになる。

いやいやいや!毛利さんマジで酒臭い!!そして髭の人!そんな呆れた様な顔してないで止めてくださいよ!

後、遠野さんは我関せずと言わんばかりにグラス煽らないで下さい。なんかめっちゃ似合うし!


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