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今日はヤケに緩い (1/4)


はふぅ〜疲れたぷぴ〜。

やっと終わった授業にぐでぇ〜と机に突っ伏すと、ほぼ今日1日あたしに勉強を教えてくれた蔵がお疲れさんと頭をぽんぽんと撫でた。



「ホンマにずっと隣に座れるとは思わへんかったわ」

「まぁ、約束したからね。てか、勉強教えてくれてありがと〜」

「ええよ、そんくらい。この後は、自由らしいけど…璃亜ちゃん予定あるん?」

「えぇ〜?今何時だっけ?」

「ん?3時過ぎやで」

「うわぁ…びっみょうな時間。まぁ、でも今日は頭使って疲れたし寝ようかな」



ちなみに2回を複数持ってる人はまだまだ授業は続きますよ!そして蔵は、なんだかんだで現社2回目まで付き合ってくれました。

俺の授業終わったし最後まで付き合うで?とか言いながら笑う蔵に思わず机に頭をバンバン叩き付けたらどないしたん!?と本気で心配された。

マジでなんなん、キュンってするからやめて。あたし、勉強出来て優しい人に弱いからやめて。まさにジャッカルくんとか弦ちゃんとか。

いや、弦ちゃんはなかなか厳しかった。でも弦ちゃんに誉められるの好きだから頑張れるんだよなぁ。



「せやなぁ、璃亜ちゃんすぐに無理するし。しゃーないな…ほな、部屋まで送るわ」

「え、なんか用でもあった?」

「ん?少し出掛けようかと思っててん。せやから、璃亜ちゃんもと思ったんやけど」

「えっ、出掛けていいの!?」

「知らんかったん?普通の日はあかんけど、今日みたいな自由ん時は外出オッケーやで」



まぁ、基本出掛けられんは休日しかないんやけどなーと呟く蔵に、思わず休日とかあるんだ!?と聞きそうになったが…あたしがまともに日程表を見てないだけである。

それにしても強化合宿だからこの合宿場からは出さない!みたいなイメージあったけど結構自由なんだなぁ。

ふーん…ならこの後、普通に遊びに行ってもいいのか。

いや、まぁ…とりあえずあたしは教室から出よう。未だに授業が残ってる赤也に付き合う気力はさすがにない。むしろ、絡まれる前に逃げよう。



「蔵は、金ちゃんに付いてなくていいの?まだかなり授業残ってるでしょ」

「小春達が残る言うてたし、買いたい物があんねん」

「ふーん?」

「そういう璃亜ちゃんは、切原くんに付いてなくてええん?」

「うちには優秀なスパルタ教師がいっぱいいるからなんの問題ない」

「ははっ、なるほど。ほな、部屋まで送るな。俺も部屋戻らんとあかんし」



ほら、手貸しとあたしに手を差し出す蔵に素直に手を掴むとゆっくりと立たせてくれた。

ん〜なんか今日は蔵に色々お世話になったし。出掛けるなら…なんか奢ってあげようかな。夕飯まではまだ時間あるし。眠くないって言ったら嘘になるけど、暇なのは変わりないし。

なので、蔵にあたしも一緒に出掛けると言うとホンマに!?と本日2度目のホンマにをいただいた。


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