天使は激怒した (1/4)
おはよーございまーす!
今日の下剋上試合は、見事に下級生が負けましたよ!あっさりでした!さすがに強いですね!まぁ、下級生の様子見感半端なかったけどね。
鳳→田仁志
桃城→石田銀
源→宍戸
天根→忍足
神尾→菊丸
桜井→千石
壇→幸村
金田→乾
とりあえず、あたしは太一きゅんがなかなかの度胸を持っていた様で大変嬉しいです!いいぞ、もっとやれ!
ちなみにイップス状態の太一くんでも容赦しない精市はさすがだと思いました。むしろ、テニス辞めさせる気でしたよねアレ。
結果、イップス状態で試合終了して、暫く経ってから太一くんがとても嬉しそうにありがとうございましたです!って精市に頭下げてたから問題ないと思うけど。
むしろ、今後の太一きゅんに期待しております!
「ねぇ、璃亜ちゃん璃亜ちゃん!」
「ん?ジローちゃんどったの?」
「午後の練習まで一緒にいてEー?」
「え、あぁ…うーん。あたし、メニューまだやってなくてさ」
「邪魔しないC…ダメ?」
「多分、つまらないよ?それでいいなら全然いいよ」
「俺、璃亜ちゃんといれればつまんないとかないCー!」
下剋上試合が終わった後は、お昼まで自主練(下剋上試合に参加しない人は朝から自主練)なのでメニューやって適当に誰かと打とうかなーとか考えてたらジローちゃんが走って来ました。
相変わらず、起きてると元気である。そして頭に葉っぱ付いてるよ。ジローちゃん、凄い嬉しそうに笑ってるけど…あなた下剋上試合、見ないで寝てたでしょ。いや、まぁジローちゃんだから仕方ないね。
とりあえず、メニューをやるからコートに行こうかと言うと嬉しそうに頷くとあたしの手を握るジローちゃんは、やっぱり可愛いです。
ちなみにメニューは特に変更はないので精市に連絡とはしなくて大丈夫です。むしろ、あたしはほぼ自主練か管理棟に呼ばれてるかのどっちかなので食事とか決まった行動以外は、自由にしていいと言われました。まぁ、食事も顔を出さないなら連絡すれば好きにしていいとは言われてますけれども。
「璃亜ちゃんの手冷たいC…。寒くない?大丈夫?」
「ん、大丈夫大丈夫!」
「ん〜…無理しないでね?」
「うん、ありがと!」
「全然いいCー!寒かったらすぐ言ってね!俺がぎゅ〜ってして温めるから!!」
そしてこの天使である。
ていうか、ジローちゃんは本当にどこでも寝るから心配である。いくらジローちゃんでもこの寒空の下で寝たら普通に風邪引くからね。いや、まぁ…さっきまで余裕で寝てたっぽいけど。
そんな事を思いつつ、ジローちゃんとセンターコートから離れたコートに向かった。
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