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呼び方は自由です! (1/4)


はぁ〜あの日(わかちゃんが泊まった日)から仁王が前以上にウザいんだけど。

なんかマジでピアス開けてくれと言ってくるし。いや、言われたからには開けてやったけどさ。普通にチャラさが倍増して笑った。

しかも真田くんにピアスなどたるんどるー!とか言われてた。ちなみにテニス部がピアスがダメとかじゃないらしいので、あたしや早苗は特になにも言われてない。

つまり、ピアスを開けたのが仁王だからだるんどると…なんか納得した。



「お〜い楠木、まだ課題終わらないのか?」

「終わるわけないじゃん!島ちゃん課題多いよ。もう部活行きたいよ〜テスト頑張ったのに〜!」

「ならサボらなきゃいいだろうが」

「どうせ授業出ても寝るもん」

「寝るなよ」

「おやすみなさい」

「漢字の書き取りの課題も増やすぞ」

「やめて、死ぬ」



只今、あたしはサボりの罰として課題をやらされています。ちなみにあたしよりサボり回数が多いと思われる仁王は、何故か課題を回避してる。マジで意味がわからない。

せっかくテストで部活禁止を回避したのになんの意味もないよねぇ〜!

しかも英語と現社とかマジでわかんねぇし!確かに、英語も現社もかなりサボってたけどさ!こんなの終わらないよぅ!

ぐでぇ〜としながらプリントの隅にネコの落書きをしつつ、呆れた顔をしている島ちゃんを見つめる。



「ったく、さっき委員会終わりの真田がいたからお前の課題見てやる様に言っといた」

「ちょ、やめてよ!」

「俺の優しさに感謝しろ」

「むしろ、悪意しかない!真田くんに怒られる!」

「真田に厳しく教えてもらえ。じゃあ課題終わったら職員室に持って来いよ」

「島ちゃーーん!見捨てないでー!!」

「見捨ててたら真田に声掛けたりしねぇよ。じゃあ頑張れよー」



まぁ、確かに見捨ててたらこんな様子を見に来たりしないよなぁ。しかも島ちゃんが担当の現国の課題はなしにしてくれたしね。なんだかんだ優しい島ちゃん、マジ大好き。

でも委員会終わり人に声を掛けるなら柳生くんがよかったよ!あたし、絶対に真田くんに怒られるよ。

そして島ちゃんがいなくなってから暫くして、真田くんが来ました。



「島田先生から言われて来てみたが…サボり過ぎで課題を出された挙げ句、まともに進んでないとは…たるんどるぞ!」

「サボり過ぎで課題出されて、まともにやってないのは事実だけどさ。女の子にたるんどるってセクハラじゃない?」

「たるんどるものはたるんどる!」

「あたし、まだ胸もお尻もたるんでないよ。お腹もね」

「キ、キェェェェ!」

「真田くんうっさ!!」



そして来るなり1たるんどるを貰った訳だが、ずっと前から思ってた事を言えば何故か奇声を発する。


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