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突撃朝御飯! (1/4)


ふぅ…今日は、折角の休みだが怪我やら勉強やらで大人しく家にいます。

さて、朝御飯はどうしようかなぁと冷蔵庫の中をチェックなう。

お味噌汁は飲みたいよなぁ。んで、魚はないからしらす大根で我慢して〜

あ、そうだ。

ちょっと気になる事を思い出し、スマホを取り出して電話を掛ける。

しかし相手はなかなか出ない。いや、まぁ…寝てるだろうとは思ってたけどさ。いや、もう面倒だから突撃しよう!

という事で、ピンポンラッシュいきまーす!!いつかのお返しである。

そして暫くしてガチャンっという音と共にゆっくりとドアが開いた。



「よっ、おはよー!って服を着ろよ!!」

「…………はよ」

「寝起きか!寝起きなのか!」

「………なんじゃ?」

「いや、一緒に朝御飯食べないかなーって。仁王、打撲で身体中痛いって言ってたしご飯作るの辛いかなぁって」

「………ん、入りんしゃい」

「え、あたしの部屋に来てっ…ぬわっ」



という事で、半裸で寝起き全開の仁王に腕を引かれて部屋に入れられました。いや、よく考えたら動くのもしんどいのか。

なら、仁王の部屋の方がいいのか?いや、でも材料とかあるんだろうか。

とか思ってたら仁王が欠伸を1つして、ゆっくりと振り向きあたしに覆い被さる。

お、重いっ!
しかも急になんだよ!?



「…ねむいナリ」

「いや、もう9時になるけど」

「ん〜朝御飯作ってくれるん?」

「まぁ、ちゃんと食べるならね。だから食べるならあたしの部屋に来ていいよ」

「…動くの辛いナリ。冷蔵庫ん中の物使っていいから作ってくれん?」

「あぁ、やっぱり?じゃあ適当に作るから離れろ」

「ん〜寝ちょるから起こしに来てくれ」

「はいはい」



そして重い足取りで寝室に戻って行く仁王を見送りつつ、冷蔵庫を物色。

相変わらず、偏った材料しかない。てか、野菜がほとんどないんだけど。うん、1回戻って適当に野菜とか取って来よう。

部屋の鍵も閉めてないし。

そして一旦、自分の部屋に戻って適当に材料持って仁王の部屋に戻って来ました。

よし、さっさと作ろう。


―――
――――
―――――


うし、完成!

そして仁王を起こしに来たのだが、この部屋寒いよ!またクーラーガンガンかよ!

こいつ懲りてねぇな!

とりあえず、クーラーを切って布団にくるまってる仁王を軽く叩く。



「起きろ〜!飯冷えるぞ〜むしろこの部屋は冷えてるぞ〜!」

「…んっ、起きるナリ」

「はい、じゃあ先行ってるよ。後、服を着てから来いよ!!」

「ん〜」



未だに寝惚けているのか、モゾモゾと起き上がりボーッとしている仁王を置いて、一足先にリビングに戻った。


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