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目と目が合う拷問! (1/4)


全国大会を無事優勝したあたし達は、打ち上げなうでございます!

あたしと赤也は、泣き過ぎてちょっと放心状態ですけどね!!だって感動したんだもん!嬉しかったんだもん!



「じゃあ立海の優勝を祝ってカンパーイ!って事で」

「お前が言うのかよ!?」

「えぇ?だって立海の人達に頼んだら堅苦しくて長くなりそうだし」

「誰だよ!緑山呼んだの!!」

「璃亜さんに呼ばれましたー!いぇーい!茜ちゃんいぇーい!」

「はいはい、いぇーい!」

「本格的に緑山がウザい」



そして打ち上げは、例の合宿参加校も一緒という事で初っぱなから緑山の一斗さんと茜さんが好き勝手しています。

あいつ等、酒でも飲んだの?
いいえ、シラフです。
あれが通常運転なんです。

しかし、幸村くんは気にしてないからいいよ。なんて言いながらグラスを持って乾杯してる。あれ?幸村くんが優しい…なんか怖い。



「璃亜ーーっっ!」

「りーんちゃーーーんっ!!」

「全然会場で会えなくて寂しかったさぁ!!」

「あたしは、比嘉の試合見てたけどね!凛が頑張ってる姿見てたよ!ハブでがっくんイジメてたの見たよ!」

「どんな見た方してんだよ!つーか、空中であんな変則球避けられるか!」

「あれ、がっくんいたの?」

「あい?ちっさくて気付かなかったさぁ」

「クソクソ!バカにしやがって!」



あたしを見付けたのか凄い勢いで飛び付いて来た凛を受け止めながら嬉しさを分かち合っていると、不満気な顔をしたがっくんがいた。

相変わらず、がっくんは可愛いな。なのに性格が男前なんだよなぁ。

そんな事を思いながらがっくんを見つめていると不意に凛に高い高いされて、天井に頭ぶつけた!

痛い!これは痛い!



「い、痛い!凛、なんて事をするんだ!」

「わ、わっさいびーん!」

「相変わらず、貴女は騒がしいですね。少しは、まともにっ…ぐふ!?」

「し、ししょーー!!木手師匠!」

「お、おい…木手が吹っ飛んだぞ!どんだけテンションたけぇんだよ!」

「てへ!木手くんなら避けるかと思った」



そしてやれやれと言わんばかりにこっちに来た木手くんにタックルしたら、思いの外強かったらしく木手くんが吹っ飛んでった。

しかもそれを華麗に避けたがっくんは、さすがである。受け止めるという選択はなかったのか。

ちなみに今更ですが!
打ち上げ会場の提供は、安心と信頼の跡部くんです!

本当にありがとうございます!


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