思い出の黒歴史 (1/4)
昨日は四天宝寺との練習試合で、今日は夏休み中の練習記録を元に全体ミーティングです。
ちなみに全体ミーティング後は、自主練らしいです。本当にハード過ぎて笑えないッス!
もちろん、レギュラーは自主練に参加するらしい。て言うか、普通にほとんどの部員が参加するらしい…もはや、普通の練習である。
「あ、やってるやってる。もう夏休みも終わりなのに頑張ってるねぇ」
「え、康ちゃんんんっ!?なんでいるの?しかも私服!!」
「ん?ちょっと璃亜に用があってさ。幸村ー、自主練なら璃亜借りてっていい?」
「ふふ、今日の予定を聞いてきた時点でそんな気はしてたよ。いいよ、羽川は残るみたいだし」
「あたしの意見を聞かずに話を進めるのやめようぜ!いや、まぁ…精市がいいって言うなら別にいいけど」
とりあえず、なにがなんだかわからないまま…テニス部員に別れを告げ、康ちゃんに連行されました。
しかも、あたし制服だからなんか嫌なんだけど。せめて着替えたいんですが!!康ちゃんが私服なのに、あたし制服とか嫌だよー!
とか、思いつつ康ちゃんと校門を抜けようとしたら…見知った顔がこんにちは!
「はい、お待たせ。なんの問題もなく連れ出せたよ」
「さすが雨音さんッスわ。ほな、行きましょか」
「まぁ、時間にはまだ余裕あるからそんなに急がなくても大丈夫だけどな!」
「ホンマに俺も行ってええんか?」
「なに言うてんねん。今更、帰るとか言うたら張り倒すで」
「いやいやいやいや!え、なんでひーちゃんと謙也がいるの!?しかも那由は、何故にギターケース背負ってんの!?」
校門で待ち構えていたのは、私服のひーちゃんと謙也とギターケースを背負っている那由でした。
いや、那由がいるのはわかるけど…なんでひーちゃんと謙也がいるんだ!?確かに、こっちに四天宝寺メンバーが泊まるのは知ってたけどさ。
適当に遊んで帰るって行ってなかったっけ!?いや、金ちゃんと蔵は自主練に参加させてくれ〜とか昨日言ってたけど。
「まぁ、詳しくはスタジオで話すから行くよ。幸村に見付かると面倒でしょ」
「そうッスね。ほな、璃亜さん行くで」
「え、ちょ…ひーちゃん!?おい、那由はニヤニヤしてんじゃねぇ!」
「いやぁ、璃亜と友達だと色んな意味で楽しめんなぁ〜と思って」
「ふふ、だよね。忍足も璃亜と手繋げば?俺等、先に歩くから」
「な、なんでやねん!」
「謙也さんは、来なくてええッスわ。一番後ろ歩っとて」
そしてひーちゃんに手を引かれつつ、みんなで移動なうです。どうやら、みんなでスタジオに行くらしい。
まぁ、那由がギターケース持ってるし…なんとなくわかってたけどさ。
とりあえず、みんな私服なのにあたしだけ制服なのがマジで辛いんですが。
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