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優勝校として (1/4)


いやー、今日もなんとも素晴らしい部活日和ですね!暑いよ!日差し強いよ!

もう帰りたいよ!!ジャージだと暑いよ!でも日焼けするし、着てないとヤバい!



「璃亜ちゃーん!」

「ファッ!?し、白石くん!?」

「白石くんちゃうやろ、蔵やで」

「そこは、どうでもいっ…ぬわっ!?」

「アーン?俺様を差し置いてなに先に行ってやがる」

「あ、跡部くん!?は?なんで!?」



ベンチに座りながら暑さと戦っていたら、何故か白石くんと跡部くんが登場。

あれ?手塚くんと橘くんもいる。え、なにこの部長ズ。なんで立海にいるんですかね?特に白石くん。あなた関西でしょ。

手塚くんと橘くんが精市と一緒になにか話しながらゆっくりとこっちに歩いて来てるところを見ると、精市に用があった感じなのかな?



「てか、跡部くんどこ触ってんだ!腰撫でんな!!」

「跡部くん、セクハラはあかんで。璃亜ちゃん、こっちやで」

「…いや、どっちもどっちなんだけど。てか、なんで部長ズがいるの?」

「ふふ、練習試合の申し込みでわざわざ来たんだって。本当に暇人だよね」

「精市、言い方…言い方自重しっ…あ、跡部くーーんっ!」

「ちょっと跡部邪魔。そこ俺が座る場所だから」



そして精市に突き飛ばされるキング跡部くんであった。

とりあえず、なんで部長ズがいるのかはわかったけど。なんで急に練習試合?全国大会終わったばっかりじゃん。

て言うか、わざわざ立海に足を運ぶ理由あるの?普通に電話とかで練習試合しない?ん、いいよー!みたいな感じでいいんじゃないの?

特に立海は、顧問とかいない様なもんだから精市とか柳くんがそういうの管理してるし。



「立海は全国大会2連覇を成し遂げ、前以上に注目されている。それに加えて練習試合の申し込みや偵察などが一気に増える」

「俺達は、その優勝校の胸を借りに来たと言うところだ」

「…???」

「璃亜は、本当にバカだね。まぁ、早く言えば俺等と練習試合して戦力アップみたいな感じだよ。偵察も込みで」

「…ふーん?なら合宿とあんまり変わらないんじゃないの?」

「まぁ、それもそうだけど。練習試合は合同じゃないからね」



あぁ、そっか。
練習試合は、立海と相手校だけになるのか。でも、なんかそれもあんまり新鮮味を感じないあたしはあの合宿に毒されている様だ。

いやぁ、それにしても氷帝と四天宝寺は大会で一応戦ったのにね。まぁ、大会試合と練習試合じゃ全く違うからなぁ。

てか、一気に4校が練習試合を申し込みに来るってどんな奇跡なの?いや、精市が面倒だからみんな一緒に来なよって言った可能性が高いな。


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