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ただいま!我が家! (1/4)


恐怖のスパルタ勉強会により、あたしと赤也は無事(?)に課題を終わらせる事が出来た。

まぁ、あたしは夏休み明けのテストによっては死刑なんですけどね。

そして今日は、部活再開です。しかし、全国大会の振り返り等のミーティングだけで終わりました。


なので、夏休み中に1回くらい顔を出しなさいと母さんに言われていたので早苗と一緒に実家に帰って来ました。

ちなみに早苗が余計な事を言ったせいで、余計なのがたくさん付いて来ました。

母さんも断れや!!!



「ただいまー!」

「あら、おかえり。随分と早かったわね。早苗も電話はよくするけど会うのは久し振りね」

「はい、お久し振りです。あ、この人達がお世話になってるテニス部の人達です」

「初めまして、立海テニス部部長の幸村精市です。突然の訪問すみません」

「全然いいのよ!早苗から話は聞いてるから!ほらほら、中に入って!」



ちょ、なんかあたしが空気なんですが!実の娘の帰宅なのに、お客様(あたしは呼んでない)に夢中じゃねぇか!

そしてリビングに着くなり、ソファーにダイブすると母さんに蹴り落とされた。

母さん酷い!てか、痛い!そしてテニス部一行がビックリしてるから!!



「そこは、みんなを座らせる場所!あんたは、お茶出す手伝いしなさい!」

「酷い!可愛い娘が帰って来たのに!」

「まともに連絡しない娘なんて知りません!あ、早苗は座ってていいわよ」

「クッソ!いたっ!わかった!行くから行くからー!!」



そして何故かキッチンに引き摺られた上にお茶の準備までさせられる、あたし。久し振りの帰宅なのになんたる仕打ち!!

まぁ、確かにまともに連絡してなかったけどさ!でも早苗がいつも連絡してくれてたみたいだし、いいかな〜みたいなさ。

それに母さんから来た連絡は、無視した事ないじゃないか!とか思いつつ、鼻唄混じりにお茶の準備してる母さんに何故か安心してる自分がいた。


―――
――――
―――――



そして何故か我が家にいるテニス部御一行に紅茶を出す。てか、夏なのに熱々の紅茶ってどうなの?母さんバカなの?

んで、みんなが軽く自己紹介をしました。いや、あたしは知ってるけど。



「あ、申し遅れたけど璃亜の母でルリ子よ。ルリさんでいいっ…いたっ!」

「母さんマジでキモい。マジでやめて」

「なによ!いいじゃない!あ、いつもバカな娘が迷惑掛けてるみたいで…本当にごめんなさいね」

「い、いえ…こちらこそ璃亜さんには色々と助けられています。本当にいい子で…」

「えと、精市くんだったかしら…?よかったら、うちの娘の婿とかどうかしら?」

「母さんマジで黙れ」



もうやだ、あたし自分の部屋に逃げたい。てか、精市も婿より嫁の方が…とかなに言ってんだこいつ等。

そして柳くんの手が止まらない!ノートになにかを書き込む手が止まらない!ヤバい!!


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